● オリックス 0 - 6 西武 ○
<15回戦・京セラD大阪>
◆ 緊急降板の多和田は「大事にはいたらない」
連勝の首位・西武が、今季最多の貯金20に到達。中村剛也が通算1000打点を決勝2ランで飾り、先発の多和田真三郎は8回途中無失点で12勝目(4敗)を挙げた。
西武は2回、7番中村が左翼席への15号2ランを放ち先制。史上45人目の1000打点に到達した主砲は試合後、「試合を出続けていればもっと早く達成できる数字。ちょっと時間がかかり過ぎた。やっぱり打ちたいし、チームの勝利にも貢献したかったので、前半戦は納得できなかった」とコメント。今後も「打点を稼いでいきたい」と続け、終盤戦でのさらなる活躍を誓った。
3回には1番・秋山翔吾、2番・源田壮亮、3番・浅村栄斗の3連打で1点を追加。6回には6番・外崎修汰の左前適時打で4点目を奪い、オリックス先発・アルバースをノックアウトした。7回はオリックスの4番手・近藤大亮から、5番・森友哉が弾丸ライナーで右翼席へ飛び込む12号2ランをマーク。打線は2本塁打を含む10安打で、効率よく6点を奪った。
多和田は要所を締める投球でゼロ行進。3試合連続の完投勝利も見えてきたが、8回にベースカバーに向かった際、落ちていたバットを踏んでしまい緊急降板。それでも、8回途中5安打9奪三振の快投を見せ、以降は野田、相内の両投手が完封リレーで締めた。試合後、西武の辻発彦監督は多和田の状態について「大丈夫。何日間か痛いかもしれないけど大事にはいたらない」と述べ、問題がないことを強調した。
オリックスは投打とも振るわず完封負け。先発のアルバースは6回途中4失点で2敗目(9勝)を喫し、降板後「調子自体は悪くなかったが、大事なところで、しっかりと投げ切ることができなかった」と話した。