ニュース 2018.08.08. 18:02

王者が苦しみながら初戦突破!金足農の豪腕・吉田は14K聖地デビュー<4日目>

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夏の甲子園2018・4日目の結果

花咲徳栄は終盤に逆転勝ち 


 大会4日目を迎えた夏の甲子園・第100回の記念大会は8日、1回戦の4試合が開催され、第4試合に前年優勝の花咲徳栄(埼玉)が登場。昨夏王者は7回までビハインドの展開だったが、8回に1年生の井上が逆転適時打、9回にも連打で3点を追加し、苦しみながらも初戦を突破した。

 エースで4番の大黒柱・野村は序盤に失点を重ねたものの、3回以降は粘りの投球で完投。打っては4回に高校通算57本目となる追撃の一撃をレフトスタンドへ運んだ。鳴門は9回に1点を返したが、反撃及ばず初戦敗退となった。

 第1試合では日南学園(宮崎)が丸亀城西(香川)との接戦を2-0で制し2回戦進出を決めた。日南学園のエース・辰巳はわずか99球で4安打完封。奪三振は9回に奪った1個のみで、打たせて取る投球でチームを勝利へ導いた。丸亀城西のエース・大前も無四球2失点と好投したが、打線の援護なく初戦で甲子園を去ることになった。

 第2試合は今大会注目の右腕・吉田輝星(こうせい)擁する金足農(秋田)が、鹿児島実(鹿児島)を5-1で破り、23年ぶりに甲子園での勝利を掴んだ。157球で完投の吉田は「(今日の出来は)30点くらい」と振り返ったものの、この日最速148キロの速球を中心に14奪三振を奪う豪腕ぶりを見せた。

 その右腕への挑戦権をかけた第3試合は、大垣日大(岐阜)が一発攻勢で逆転勝ち。4回に7番・堀本の満塁弾で逆転すると、7回には5番・小野寺がこの日2本目となる3ランを放ち、東海大星翔(熊本)を突き放した。金足農との2回戦は大会10日目、14日(火)の第2試合に予定されている。


第100回 高校野球選手権大会・4日目結果


【第1試合】
日南学園(宮崎)2 - 0 丸亀城西(香川)

日|001 000 010|2
丸|000 000 00X|0
<継投>
日:辰巳(9回)
丸:大前(9回)

<本塁打>
日:なし
丸:なし


【第2試合】
金足農(秋田)5 - 1 鹿児島実(鹿児島)

鹿|000 000 010|1
金|003 000 02X|5
<継投>
鹿:吉村(3回1/3)→ 立本(1回1/3)→ 吉村(3回1/3)
金:吉田(9回)

<本塁打>
鹿:なし
金:なし


【第3試合】
大垣日大(岐阜)9 - 3 東海大星翔(熊本)

東|201 000 000|3
大|010 401 30X|9
<継投>
東:山下(8回)
大:修行(4回)→ 内藤(5回)

<本塁打>
東:なし
大:小野寺(2回ソロ)、堀本(4回満塁)、小野寺(7回3ラン)


【第4試合】
花咲徳栄(北埼玉)8 - 5 鳴門(徳島)

花|010 100 033|8
鳴|220 000 001|5
<継投>
花:野村(9回)
鳴:西野(9回)

<本塁打>
花:野村(4回ソロ)
鳴:なし


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