史上最多56チームで頂点を争う
5日(日)に開幕した『第100回全国高等学校野球選手権大会』。今年は第100回の記念大会ということもあって大きな注目を浴びている“夏の甲子園”であるが、例年との大きな違いといえば「参加チームの数」だろう。
今年は第100回の記念大会ということで、甲子園の出場枠が増枠。毎年2校が代表になる北海道と東京に加え、第98回大会の地方大会で参加校が多かった上位7府県(愛知、神奈川、大阪、千葉、兵庫、埼玉、福岡)からも2校の代表が出場。合計で56チームが参戦できるようになった。
中でも注目は、今大会で初めて2地区に分かれた「福岡県」。今年の県予選は3季連続の甲子園出場を目指していた東筑が早々に敗退し、春の九州王者である九州国際大付も2回戦で敗退。まさに“波乱”の大会となった。そんな中を勝ち上がったのが、折尾愛真と沖学園。ともに初めて甲子園行きの切符を手にしている。
沖学園は大会2日目の第3試合で北照(南北海道)を撃破。初出場で嬉しい初勝利をゲットした。折尾愛真もこの勢いに乗って初出場・初勝利で続くことができるか。甲子園優勝経験もある常連校・日大三(西東京)に挑む。
【代表2校の都道府県】
▼ 北海道
北:旭川大 ●
南:北照 ●
▼ 埼玉
北:花咲徳栄 ○
南:浦和学院 [12日]
▼ 千葉
東:木更津総合 [10日]
西:中央学院 ●
▼ 東京
東:二松学舎大付 [12日]
西:日大三 [10日]
▼ 神奈川
北:慶応 ○
南:横浜 ○
▼ 愛知
東:愛産大三河 ●
西:愛工大名電 [11日]
▼ 大阪
北:大阪桐蔭 ○
南:近大付 ●
▼ 兵庫
東:報徳学園 [11日]
西:明石商 [11日]
▼ 福岡
北:折尾愛真 [10日]
南:沖学園 ○
代表の枠が2つある都道府県のここまでを見てみると、北海道勢は2校とも初戦で敗退。神奈川はどちらも初戦突破を決め、大阪は1勝1敗という結果になっている。
10日は第1試合に木更津総合(東千葉)が登場し、第2試合で日大三(西東京)と折尾愛真(北福岡)が激突。木更津総合は千葉県勢として意地を見せることができるか。折尾愛真は沖学園に続くことができるか。朝から見逃せない戦いがつづく。