パの週末の象徴に…?
10日の予告先発投手を目にした時、「またか…」と思わずつぶやいてしまった方も少なくないのではないか。
楽天生命パークで行われる楽天-西武の一戦。予告先発は楽天・塩見貴洋と西武・菊池雄星。なんとこれが今季5度目の顔合わせとなる。
その大きな要因が偏った日程にある。西武-楽天戦の今季の曜日別試合数を見てみよう。
【西武vs.楽天・曜日別試合数】
月曜日:2
火曜日:2
水曜日:1
木曜日:0
金曜日:6
土曜日:7
日曜日:7
※未消化分も含む
ご覧の通り、両者の対戦は週末に集中。それだけ先発の巡り合わせも合いやすくなる。
とはいえ、菊池はエースとしてローテーションの一番手に入り、塩見は則本昂大のあとの2番手というのが両者のポジションだっただけに、はじめから2人の登板日が合っていたわけではなかった。紆余曲折あって同じ日が登板日となり、偶然にもそれが続いているのだ。
ともに敵地だと好成績…?
両者の初顔合わせは5月、楽天生命パークで行われた試合。この時は塩見が好投を見せるも、西武打線がリリーフ陣を襲撃して逆転に成功。苦しみながらも7回を投げた菊池に白星が転がり込んだ。
しかし、場所がメットライフドームに変わって実現した2度目の対決では、楽天打線が大爆発。昨年までは“天敵”だった男に対し、5回までに10本の安打を浴びせてKO。後続の投手も打ち込み、計15得点で圧勝した。
その後は7月に2度の対戦があり、3度目の対決となった8日の試合は菊池が9回1失点、塩見は8回1失点と両者譲らぬ好投。4度目の対決では塩見が西武打線を2失点に封じ、完投勝利を挙げている。
ともに敵地で好投を見せる傾向が強く、5度目の対決の舞台は楽天生命パーク。これまで通り菊池が敵地で好投を見せるのか。はたまた今季2勝をいずれも西武から挙げている塩見が3勝目を挙げるのか。両左腕による5度目の対決から目が離せない。
【菊池vs.塩見】
▼ 5月4日(金) 楽 5 - 6 西
[菊] 7.0回 安6(本2) 四死2 三7 失5 ○
[塩] 5.0回 安7(本1) 四死1 三6 失3
▼ 6月29日(金) 西 1 - 15 楽
[菊] 5.0回 安10(本1) 四死1 三8 失6 ●
[塩] 7.0回 安2(本1) 四死1 三5 失1 ○
▼ 7月8日(日) 楽 3 - 4 西
[菊] 9.0回 安3(本0) 四死5 三6 失1
[塩] 8.0回 安3(本0) 四死1 三7 失1
▼ 7月20日(金) 西 2 - 7 楽
[菊] 6.0回 安7(本1) 四死4 三5 失6 ●
[塩] 9.0回 安7(本0) 四死0 三7 失2 ○