地元・兵庫勢は報徳学園が初戦突破
5日(日)に開幕した夏の甲子園・第100回の記念大会も大会7日目。11日は第2試合までが1回戦で、第3試合以降は2回戦という計4試合の開催。第1試合では4年ぶり34回目の出場となった龍谷大平安(京都)が鳥取城北(鳥取)をサヨナラで下し、甲子園通算100勝目を掴んだ。
これが4年ぶりの出場となった龍谷大平安は2点をリードして終盤に入るも、8回に鳥取城北の反撃にあって2-2の同点。試合を振り出しに戻されてしまう。それでも9回に二死走者なしから出した走者を2つの盗塁で三塁まで進めると、2番・安井大貴の適時打で熱戦に終止符を打った。
第2試合も手に汗握る接戦。延長戦までもつれた試合は八戸学院光星(青森)が明石商(西兵庫)をなんとか振り切り、点の取り合いを制した。一時は7-1とリードを広げて一方的な展開になると思われた試合は、地元の大声援を受ける明石商が4回に一挙4点を挙げて追い上げると、7回にも3点を挙げて8-8の同点。試合が振り出しに戻る。厳しい展開になった八戸学院光星だったが、10回に四死球で出た走者を置いて一死一・二塁から中村優惟がレフトへ安打。これが相手のミスを誘い、その間に二塁から走者が生還した。
第3試合では、もうひとつの地元兵庫代表・報徳学園(西兵庫)が登場。こちらは聖光学院(福島)との接戦を制し、8年ぶりとなる夏の勝利を挙げた。この試合ではプロ注目の1番・小園海斗が躍動。3安打がすべて二塁打で、それがすべて得点に繋がった。
第4試合は愛工大名電(西愛知)が初出場の白山(三重)を圧倒。15安打・10得点の猛攻で大勝し、夏は30年ぶりとなる勝利を挙げた。
第100回 高校野球選手権大会・7日目結果
【第1試合】
龍谷大平安(京都) 3 - 2 鳥取城北(鳥取)
鳥|000 000 020 |2
龍|100 100 001x|3
<継投>
龍:小寺(7回1/3)→ 北村(1回2/3)
鳥:難波(8回2/3)
<本塁打>
龍:なし
鳥:なし
【第2試合】
明石商(西兵庫) 8 - 9 八戸学院光星(青森)
八|240 110 000 1|9
明|100 400 300 0|8
<継投>
明:加田(1回1/3)→ 福谷(6回1/3)→ 中森(2回1/3)
八:福山(5回)→ 成田(2回)→ 中村(3回)
<本塁打>
明:なし
八:東(1回2ラン)、東(5回ソロ)
【第3試合】
報徳学園(東兵庫) 3 - 2 聖光学院(福島)
報|101 000 010|3
聖|100 001 000|2
<継投>
報:渡辺友(5回0/3)→ 木村(4回)
聖:衛藤(9回)
<本塁打>
報:なし
聖:なし
【第4試合】
白山(三重) 0 - 10 愛工大名電(西愛知)
白|000 000 000|0
愛|300 041 02X|10
<継投>
白:岩田(7回)→ 山本(1回)
愛:室田(4回)→ 秋山(5回)
<本塁打>
白:なし
愛:安井(8回ソロ)、西脇(8回ソロ)