ニュース 2018.08.14. 11:00

大阪桐蔭の次戦は高岡商 “対公立無敗”継続なるか?

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大阪桐蔭の根尾昂 (C)KYODO NEWS IMAGES

2年連続の16強

【第100回 高校野球選手権大会】
大阪桐蔭 10 - 4 沖学園
<2回戦 8月13日>

 史上初・2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭が、大会9日目の第1試合で初出場の沖学園と対戦。反撃を受けながらも後半に突き放し、2年連続の16強入りを決めた。

 序盤は沖学園の先発・石橋に3回までノーヒットに抑えられ、2回にはバッテリーミスで先制を許す展開。しかし4回に3番・中川、4番・藤原の連続二塁打などで逆転に成功し、2番手・斉藤を引きずり出すと流れが変わった。

 3-3の同点で迎えた6回、二死満塁から宮崎、青地の連続タイムリーなど打者9人の攻撃で4点を挙げ突き放した。

 さらに7回に根尾がバックスクリーンへ飛び込むソロホームラン、8回には藤原がダメ押しとなるレフト超えの2ランを放ち二桁10得点。

 先発の根尾は沖学園に8安打を浴びたが、粘りの投球で8回を4失点で抑えた。最後は初戦で完投した柿木が無失点で締めた。

 沖学園は2回に先制し、逆転されても二度追いつく奮闘を見せたが、投手陣が大阪桐蔭打線に捕まり4回以降は毎回失点。地力の差を見せつけられた。


2012年はソフトバンク左腕打ち 


 大阪桐蔭が春夏連覇を果たしたのは2012年。藤浪晋太郎(現阪神)、森友哉(現西武)のバッテリーを軸に甲子園で負け知らず。そんな大阪桐蔭に甲子園の大舞台で善戦した公立校があった。夏の甲子園3回戦で対戦した済々黌(熊本)だ。

 大阪桐蔭は初回に幸先よく先制したものの2年生エースの大竹(現ソフトバンク)を攻めきれず、バッテリーミスで追いつかれる。しかし、4回に沢田(現オリックス)と森の二者連続弾で勝ち越し、6回に4番・田端の2ランで突き放した。腕力でもぎ取った6-2の勝利。済々黌の善戦を振り切っての勝ち上がりだった。

 その後は準々決勝で天理(奈良)から8得点、準決勝の明徳義塾(高知)、決勝の光星学院(青森)戦は藤浪が完封で圧倒し、見事春夏連覇を果たした。


 史上初の“2度目の春夏連覇”を目指す大阪桐蔭の次戦は大会12日目、16日(木)の第4試合に富山県立の高岡商との対戦が予定されている。

 大阪桐蔭は未だ夏の甲子園で公立校に負けたことがない。またしても公立校を振り切って偉業へ突っ走るのか。高岡商の左腕・山田との対戦にも注目だ。


大会13日目・第1試合

▼ 大阪桐蔭(北大阪)10 - 4 沖学園(南福岡)
沖|010 011 010|4
大|000 214 12X|10
<継投>
沖:石橋(4回)→ 斉藤(4回)
大:根尾(8回)→ 柿木(1回)

<本塁打>
沖:森島(5回ソロ)阿部(8回ソロ)
大:根尾(7回ソロ)藤原(8回2ラン)

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