常葉菊川はエース・漢人が88球で完封
5日(日)に開幕した夏の甲子園・第100回の記念大会も大会10日目。14日は2回戦の3試合が行われ、第3試合で花咲徳栄(北埼玉)と横浜(南神奈川)の注目対決が実現した。
試合は夏連覇を目指す花咲徳栄が1点を先制するも、横浜が3回に追いつき、4回にはエース・野村佑希を捕らえて5安打集中の6得点。一気に試合をひっくり返した。
花咲徳栄もその後マウンドを降りた野村の2ランなどで3点を返すと、9回には2点を返してなおも満塁という大チャンス。しかし、反撃もあと一歩届かず。松坂大輔を擁した1998年以来、20年ぶりの優勝を目指す横浜が勝利。花咲徳栄の夏連覇の夢は潰えた。
第1試合では、常葉菊川(静岡)が日南学園(宮崎)に完封勝利。エースの漢人友也が7安打を浴びながら、打たせて取る投球で4つの併殺を奪う省エネ投球。88球で1試合を投げきり、試合時間は1時間37分という高速決着だった。
つづく第2試合では、金足農の注目投手・吉田輝星が登場。こちらは一人で154球を投げる熱投で13奪三振、3失点の完投勝利。チームをベスト16に導いた。
第100回 高校野球選手権大会・10日目結果
【第1試合】
常葉大菊川(静岡) 3 - 0 日南学園(宮崎)
日|000 000 000|0
常|001 001 01X|3
<継投>
日:辰己(8回)
常:漢人(9回)
<本塁打>
日:なし
常:なし
【第2試合】
金足農(秋田) 6 - 3 大垣日大(岐阜)
金|120 000 012|6
大|102 000 000|3
<継投>
金:吉田(9回)
大:内藤(2回)→ 杉本(7回)
<本塁打>
金:大友(8回ソロ)
大:なし
【第3試合】
花咲徳栄(北埼玉) 6 - 8 横浜(南神奈川)
横|001 601 000|8
花|100 002 102|6
<継投>
花:野村(3回0/3)→ 中田(5回)→ 松井(1回)
横:及川(6回1/3)→ 板川(1回0/3)→ 黒須(1回2/3)
<本塁打>
花:野村(6回2ラン)、橋本吏(7回ソロ)
横:なし