甲子園優勝経験校が5校残る
5日(日)に開幕した夏の甲子園・第100回の記念大会も13日目が終了。17日は3回戦の4試合が開催され、明日の準々決勝を戦うベスト8が出揃った。
第1試合は近江(滋賀)が常葉大菊川(静岡)を投打に圧倒。17年ぶりのベスト8進出を決めた。近江の4番・北村恵吾は4打席連続でタイムリーを放ち、計6打点の大活躍。今大会初先発となった2年生左腕・林優樹は5回までノーヒットの快投で、8回を11奪三振の1失点に抑えた。
第2試合は金足農(秋田)が横浜(南神奈川)に逆転勝ち。2点差を追う8回、6番・高橋佑輔がバックススクリーンへ逆転の3ランを放ち、一振りで試合をひっくり返した。エース・吉田輝星(金足農)は12安打を浴び4失点と苦しいマウンドだったが、14奪三振を奪い164球で完投。9回の161球目には自己最速の150キロもマークした。
第3試合は下関国際(山口)が木更津総合(東千葉)に競り勝ち、初の8強入り。2回に敵失と1番・浜松晴天の適時打で今大会初めて先制すると、エースで4番の鶴田克樹が味方守備にも助けられて1失点完投。打っては8回に今大会初安打となる貴重な適時打も放った。
ベスト8最後の座をかけた第4試合は日大三(西東京)が制した。終盤までもつれる展開となった試合を決めたのは8回。二死満塁から1番・金子凌が8球粘り、最後は押し出しの死球で勝ち越した。龍谷大平安(京都)は2度追いついたが勝ち越せず。8回には守りのミスも出て競り負けた。
各試合後には抽選が行われ、明日18日(土)の準々決勝の組み合わせが決定。ベスト8進出チームと組み合わせは以下の通り。
【準々決勝】8月18日
▼ 第1試合 8時00分開始予定
大阪桐蔭(北大阪)- 浦和学院(南埼玉)
▼ 第2試合 10時30分開始予定
報徳学園(東兵庫)- 済美(愛媛)
▼ 第3試合 13時00分開始予定
日大三(西東京)- 下関国際(山口)
▼ 第4試合 15時30分開始予定
金足農(秋田)- 近江(滋賀)
第100回 高校野球選手権大会・13日目結果
【第1試合】
近江(滋賀) 9 - 4 常葉大菊川(静岡)
常|000 000 103|4
近|101 020 23X|9
<継投>
常:榛村(7回)→ 漢人(1回)
近:林(8回)→ 金城(1回)
<本塁打>
常:伊藤(9回2ラン)
近:なし
【第2試合】
金足農(秋田) 5 - 4 横浜(南神奈川)
横|200 001 100|4
金|002 000 03X|5
<継投>
横:板川(8回)
金:吉田(9回)
<本塁打>
横:なし
金:吉田(3回2ラン)、高橋(8回3ラン)
【第3試合】
下関国際(山口) 4 - 1 木更津総合(東千葉)
下|020 000 011|4
木|001 000 000|1
<継投>
下:鶴田(9回)
木:根本(7回)→ 篠木(2回)
<本塁打>
下:なし
木:東(3回ソロ)
【第4試合】
日大三(西東京) 4 - 3 龍谷大平安(京都)
龍|000 020 100|3
日|002 001 01X|4
<継投>
龍:小寺(8回)
日:広沢(5回)→ 河村(4回)
<本塁打>
龍:なし
日:金子(3回ソロ)