ニュース 2018.08.21. 16:22

大阪桐蔭が史上初“2度目の春夏連覇”達成!15安打・13点で圧倒、柿木が2日連続の完投

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センターバックスクリーンに飛び込む本塁打を放った大阪桐蔭・根尾昂 (C)KYODO NEWS IMAGES

第100回 高校野球選手権大会

金足農 2 - 13 大阪桐蔭
<決勝 8月21日>

 夏の甲子園・第100回の記念大会も21日に決勝戦を迎え、春のセンバツ王者・大阪桐蔭(北大阪)が金足農(秋田)を13-2で下し、史上初となる“2度目の春夏連覇”を達成した。

 大阪桐蔭は金足農のエース・吉田輝星の立ち上がりを攻め、四球と安打で無死一・三塁のチャンス。3・4番は連続三振に倒れるも、5番の根尾昂が四球をもぎ取って満塁とすると、6番・石川瑞貴の打席で吉田が暴投。三塁走者が生還して1点を先制すると、石川はフルカウントから外寄りの速球を右中間へと弾き返す適時二塁打。2点を加え、初回に3点を先制した。

 先発は背番号1の柿木蓮。155球完投の準決勝から中24時間空けずの登板となるも、初回は3人で斬る好スタート。3回に犠飛で1点を失うものの、走者を出しても冷静な投球で要所を締め、4回まで54球で1失点と試合を作る。

 すると、3巡目に突入した大阪桐蔭打線が爆発。下位打線が作ったチャンスに1番・宮崎仁斗がレフトスタンドへ叩き込む3ランを放つと、5回には安打で出た藤原恭大を一塁に置いて根尾が高めのボールを低いライナーでバックスクリーンに突き刺す2ラン。その後も8番の小泉航平、トップに戻って宮崎がそれぞれ適時打を放てば、二死満塁から4番・藤原が左中間への2点適時打。一気の6得点で12-1とリードを広げた。

 先発の柿木は大量援護にも守られてテンポよく好投。7回に一死一塁から菊地亮太にライトオーバーの二塁打を浴びて1点を失ったものの、そのまま9回もマウンドへ。“大阪桐蔭の背番号1”のプライドを見せつける112球の完投でチームを頂点へと導いた。

 これで大阪桐蔭は甲子園春夏連覇を達成。2012年以来で6年ぶり2度目の春夏連覇となり、“春夏連覇の複数回達成”は100回の歴史のなかでも史上初の偉業となった。



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