ライオンズカップ初優勝を飾ったふじみ野リトルシニア

▼ ライオンズカップ 第7回中学硬式野球選抜大会
ふじみ野 5-0 久喜
久|000 000 0|0
ふ|010 013 ✕|5

 西武ライオンズ主催の「ライオンズカップ 第7回中学硬式野球選抜大会」の決勝戦が21日、メットライフドームで開催。試合は、ふじみ野リトルシニア(埼玉県ふじみ野市)が5-0で久喜リトルシニア(埼玉県久喜市)を下し、初優勝を飾った。

 ふじみ野リトルシニアは、先発の大平泰地投手が完封。2点リードで迎えた6回表に無死一・三塁のピンチを招いたが、このピンチを自らの牽制などで凌ぐと、その裏に試合を決定づける3点を奪い、ライオンズカップ初優勝を飾った。

 試合後、ふじみ野リトルシニアの大平投手は「ピンチもありましたがしっかり腕を振ることができました。特にスライダーが良かったです」とコメント。さらに「埼玉西武ライオンズの菊池雄星投手のようなピッチャーになりたいです!」と今後の目標をかかげた。

 また、ふじみ野リトルシニアのOBでもある西武の嶋重宣・一軍打撃コーチは「素晴らしい試合運びで栄光を勝ち取ったこと、僕も誇りに思います」と後輩たちの優勝を称えつつ、「2チームの皆さん、ライオンズカップに出場された皆さん、ぜひ、この先も野球を続けてプロ野球選手になってこのスタジアムに戻ってきてください」と、出場した全ての選手たちにエールを送った。

 大会後には「小学生に硬式野球の楽しさを体験してほしい」という目的で野球体験会(硬式ボールを使用)をメットライフドームのフィールドで開催。ふじみ野リトルシニア、久喜リトルシニアの選手たちが少年野球チームに所属する6年生約100人とキャッチボールや打撃練習などを通して交流を深めた。

 ライオンズカップは、「野球界の発展、普及に対する支援活動に積極的に取り組む」という考えのもと2012年から継続して開催。各県の頂点に立つようなチームではなくても、プロ野球の本拠地でプレーする機会を提供することで、子どもたちに野球を継続してもらうきっかけになることを目的としており、「将来の夢に向かって一生懸命活動している」、「所属団体の大会ではなかなか結果が残せない」、「地域の活動に積極的に参加、貢献している」という3点の参加基準をもとに、埼玉県、栃木県、群馬県、茨城県内すべての中学硬式野球チームを対象に選考し、実施している。

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