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打者記録は夏がチャンス!“平成最後”の今年は…?

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NPBの月間本塁打数最高記録を持つヤクルトのバレンティン(C)KYODO NEWS IMAGES

夏は打者有利?


 何かと“平成最後”という枕詞をつけて語られがちな2018年。“平成最後の夏”は気温40度超えが複数地域で観測されるなど、「記録的な~」「異常なまでの~」と連日報じられるほどの猛暑となった。

 運動禁止令が出るところも少なくなかったなか、プロ野球のシーズンは進行。夏場と言うと、開幕から突っ走ってきた選手たちにとっての“関門”となる時期であるが、過去の傾向を見ると“打高”になりやすいもの。というのも、過去の打者の月間記録を見てみると、夏場に記録されたものが多いのだ。

【歴代・月間本塁打記録】
▼ 1位 18本
ウラディミール・バレンティン(2013年8月)

▼ 2位 16本
門田博光(1981年7月)
江藤 智(1994年8月)
阿部慎之助(2004年4月)
筒香嘉智(2016年7月)

▼ 3位 15本
王 貞治(1973年8月)
エイドリアン・ギャレット(1977年4月)
宇野 勝(1984年8月)


 3位までに8人が名を連ねる「月間本塁打」の歴代記録を見てみると、このうち6人が7月・8月の夏場に記録。半数の4人は8月に記録している。

 トップのバレンティンは記憶に新しい“シーズン60本塁打”を達成した年で、月別の本数は4月が8本、5月に6本と数字を落とすも6月は11本と積み上げ、7月は9本と好調をキープ。8月に18本の大暴れを見せ、9・10月は合わせて8本でプロ野球新記録を樹立した。


安打記録も8月が多い


 つづいて、「月間安打」の歴代記録も見ていただこう。

【歴代・月間安打記録】
▼ 1位 48本
イチロー(1996年8月)

▼ 2位 46本
広瀬叔功(1964年5月)
村田修一(2013年8月)

▼ 3位 45本
石毛宏典(1986年8月)
ウォーレン・クロマティ(1986年8月)
清水隆行(2002年8月)


 こちらはより顕著で、なんとトップ3に入った6人中5人が8月に記録。やはり本塁打同様、夏場に爆発的な打棒を発揮する打者が多い。


 要因としては、開幕から走ってきた投手陣が疲労で調子を落とすという点が考えつくが、それは野手も同じことが言えるだろう。投手と野手では疲労の度合いに違いもあるだろうが、野手はレギュラーであれば毎日試合に出場するわけで、投手だけが苦しい時期とは言い切れない。

 今年の8月も、セ・リーグで鈴木誠也(広島)がここまで月間36安打と絶好調。残り6試合でイチローの記録にどれだけ迫れるか、注目が集まる。

 一時は暑さも少し和らいだものの、“猛暑の戻り”が予想されている8月最終盤。“平成最後の夏”に新たな記録は生まれるのか。最後まで目が離せない。


文=中田ボンベ(dcp)




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