空模様が気になるところ(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ 神戸と金沢は中止が決定

 プロ野球も佳境にさしかかろうとしている9月、各チームの残り試合数が30試合をきり(阪神は31試合)、優勝やCS出場を巡る争いも本格化していくことになる。本日もプロ野球は6試合が行われる予定だったが、「非常に強い勢力」を保ったまま上陸する“台風21号”の影響で、すでに2試合の中止が発表された。

 今回の台風は四半世紀ぶりとも言われている「非常に強い勢力」で、「中国や四国から関東にかけては広く雨や雷雨で、荒れた天気になりそう」とのこと。また、「東北や北海道でも夕方以降は次第に荒れた天気になる」見込みだという。

 ところが、そんな日に限ってプロ野球は全試合が屋外球場での開催。普段はドーム球場を本拠地としている巨人は金沢でDeNAと、日本ハムも旭川で西武との対戦を控えている。すでに、金沢で行われる予定だった「巨人-DeNA」の21回戦と、ほっともっと神戸で行われる予定だった「オリックス-楽天」は、台風の進路と重なることもあり、早々に中止が発表されている。

 現時点で残るは4試合となっているが、「広島-阪神」が予定されている広島の天気は、午後から回復に向かう予報で、「日本ハム-西武」の旭川も試合終了までは持ちそうな予報となっている。無事に試合が行われるかどうかは空模様とグラウンドの状態次第となりそうだ。

 その他の2試合は、神宮の「ヤクルト-中日」と、ZOZOマリンの「ロッテ-ソフトバンク」。特にZOZOマリンは風の影響も気になるところ。勝負の9月を迎え、各チームの順位争いが熾烈を極めるなか、まずは試合を行うことができるかどうか。各球場の動向に注目が集まる。

 なお、ファームは、鎌ケ谷の「日本ハム-DeNA」を除く4試合(ヤクルト-ロッテ<戸田>、西武-楽天<西武第二>、中日-オリックス<ナゴヤ>、広島-ソフトバンク<由宇>)の中止がすでに発表されている。

▼ 9月4日のプロ野球・試合予定
【セ・リーグ】
ヤクルト(小川)-中日(ガルシア)
<神宮 18:00>

広島(ジョンソン)-阪神(メッセンジャー)
<マツダ 18:00>

【パ・リーグ】
日本ハム(堀)-西武(多和田)
<旭川 18:00>

ロッテ(有吉)-ソフトバンク(東浜)
<ZOZOマリン 18:15>

▼ 中止決定
巨人 - DeNA<金沢>
オリックス - 楽天<ほっともっと神戸>

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