● マリナーズ 0 - 4 ヤンキース ○
<現地時間9月7日 セーフコ・フィールド>
ヤンキースの田中将大投手が7日(日本時間8日)、敵地でのマリナーズ戦に先発登板。今季最多の10奪三振を含む8回3安打無失点の快投で、今季11勝目(5敗)をマークした。
田中は初回、二死から3番カノに左前打を許すも、続くクルーズを空振り三振に仕留め無失点スタート。2回以降も丁寧にボールを低めに集め、マリナーズ打線から凡打の山を作った。
この日は打線も序盤から援護。2回に7番トーリスの23号2ランで先制すると、3回には1番マカチェンが、ヤンキース移籍後初本塁打となる2ランを左翼席へ運び、4-0とリードを広げた。
援護を得たあとも田中の安定感は揺るがず、クルーズを三振に仕留めた1回途中から13人連続アウトを記録。5回終了時で58球とペースも申し分なく、敵地で淡々とアウトを積み重ねた。
6回は先頭の8番ズニーノに二塁打を許したものの、続くゴードンは追い込んでからスプリット、1番ハニガーにはスライダーを振らせ、空振り三振を連続で奪った。2番セグラには内野安打を許し二死一、三塁とされたが、続くカノも空振り三振。ここでも最後はインコースに食い込むカットボールが冴えた。
7回は一死から2者連続三振を奪い、8回も先頭の7番シーガーを空振り三振。これで前の回から3者連続三振とし、今季最多の10奪三振に達した。田中は8回も、この試合6度目となる3者凡退で締めお役御免。8回102球、3安打10奪三振、無四死球無失点の快投劇で、防御率を3.61とした。
ヤンキースは4点リードの9回、2番手のロバートソンが無失点で締め完封勝利。田中はこれで、マリナーズ戦はメジャーデビュー以降、無傷の7連勝となった。