2018年公式戦観客動員数150万人を突破 [画像=埼玉西武ライオンズ]

◆ チケット完売が過去最多

 西武は9日(日)、同日にメットライフドームで行われたロッテ戦において、今シーズンにおける主催試合の観客動員数が150万人(151万1538人)に達したことを発表した。これは、昨季よりも2試合早く、プロ野球の観客動員数が実数発表となった2005年以降では球団最速(62試合目)での達成。また、今季は19試合でチケットが完売しており、昨季の18試合を早くも更新し、過去最多となっている。

 辻発彦監督は150万人達成を受け、「多くのファンの皆さまにお越しいただけたことを本当にうれしく思います。そして、選手たちにいつも力強いご声援を送っていただき感謝いたします。残り試合もあと僅かとなりましたが、今後はさらに厳しい戦いが続くと思います。これからも選手たちに熱い応援を送っていただき、優勝への後押しをお願いします」とコメント。感謝のコメントと共にサポートを懇願した。

 また、今季ここまでリーグトップの打点数(107点)を叩き出し、チームをけん引している浅村栄斗キャプテンも「優勝したい、チーム全員がこの気持ちで戦っています。ファンの皆さんの熱い声援が僕たちの力になります。残りの試合も、僕たちとともに戦ってください。今年こそ、みんなでチャンピオンフラッグをつかみ獲りましょう!」と10年ぶりのリーグ制覇へ向け、共闘を呼びかけた。

◆ 様々な施策を実施

 所沢に本拠地を構えてから40周年を迎えた西武は今シーズン、開幕から27年ぶりの8連勝を飾るなど好発進を見せ、ここまで一度も首位の座を譲ることなくペナントレースを快走。好調なチーム状況に加え、球団史上初めて東京ドームで主催試合を開催し、過去最多となる4万4978人を動員したほか、獅子風流(ししぶる)ユニフォームを着用した夏の大型イベント「ライオンズ フェスティバルズ 2018」や“オリジナルキッズグローブ”に“レディースユニフォーム”を配布するなど、様々な層への施策を実施してきた。

 その他にも球団は、埼玉県内の小学生約30万人へのライオンズオリジナルベースボールキャップの配布や春休み期間中の平日デーゲーム開催、ライオンズキッズパークなど、地域貢献・野球振興に加えて、子どもが観戦しやすい環境を整えたことで、ファンクラブのジュニア会員数が大幅に増えたことなども、最速での150万人突破の要因になったと分析している。

▼ 62試合の内訳

メットライフ:57試合
県営大宮  :3試合
東京ドーム :1試合
敷島    :1試合

▼ 150万人達成に要した試合数とシーズン最終順位

2005年:未達成(3位)
2006年:未達成(2位)
2007年:未達成(5位)
2008年:未達成(優勝)
2009年:72試合(4位)
2010年:70試合(2位)
2011年:70試合(3位)
2012年:72試合(2位)
2013年:69試合(2位)
2014年:未達成(5位)
2015年:68試合(4位)
2016年:67試合(4位)
2017年:64試合(2位)

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