第12回 BFA U18アジア選手権
○ 日本 14 - 1 中国 ●<9月10日 宮崎>
3日に宮崎で開幕した『第12回 BFA U18アジア選手権』も大会最終日。侍ジャパンU-18代表は中国代表との3位決定戦に臨み、14-1で快勝した。
スーパーラウンド第2戦と3位決定戦が悪天候で中止となり、3日ぶりの試合となった日本。この日は韓国戦、チャイニーズ・タイペイ戦と苦しんだ打線が初回から奮起する。
初回から1点を追う展開となるも、先頭・小園海斗(報徳学園)の四球と盗塁でチャンスを作ると、犠打野選を挟んで無死一・三塁から3番・中川卓也(大阪桐蔭)の併殺打の間に1点。すぐさま試合を振り出しに戻す。
2回には二死走者なしから小泉航平(大阪桐蔭)の四球と蛭間拓哉(浦和学院)の安打でチャンスを作り、今大会ノーヒットだった日置航(日大三)がセンターへの勝ち越し適時打。続く小園にも適時打が飛び出し、3-1と逆転に成功した。
さらに3回は内野ゴロと相手の失策の間に2点を追加し、4回は根尾昂(大阪桐蔭)の2点適時打などで3点。5回にはまたも小園が今度はライトオーバーの適時二塁打を放ち、順調にリードを広げていく。
そして9-1で迎えた6回も、先頭の藤原恭大(大阪桐蔭)の二塁打でいきなりチャンス。内野ゴロの間に三塁に進み、野尻幸輝(木更津総合)の内野ゴロの間に2ケタ・10点目。なおも二死走者なしから連続四球でチャンスをつくると、日置がセンターの頭上を越える2点適時二塁打。小園の四球を挟んで2番・奈良間大己(常葉大菊川)にもライトオーバーの適時二塁打が飛び出してもう2点。一挙5点を加え、14-1とリードを広げた。
投げては先発した板川佳矢(横浜)が先制を許すも、1回途中からリリーフした柿木蓮が6回まで無失点の好リリーフ。試合を立て直すと、コールド勝ちがかかった7回は根尾がマウンドへ。三者凡退で締めくくり、14-1で大勝。若き侍は3位で大会を終えた。
目指していたアジア連覇はならなかったものの、なんとか3位に入ったことで来年韓国で行われるU-18・W杯の出場権は確保。世界一を決める戦いの切符を、後輩たちに託す使命は果たした。