秋山翔吾
9回、逆転満塁本塁打を放ちナインに迎えられる西武・秋山。その右から森、岡田、源田=楽天生命パーク

● 楽天 3 - 4 西武 ○
<25回戦・楽天生命パーク>

 今季最長9連勝中の西武が、9回の満塁弾で楽天に逆転勝ち。優勝マジックを「5」に減らした。

 西武は前回登板で今季10勝目を挙げた榎田大樹が中5日でマウンドへ。毎回のように走者を背負うと、3回裏に内野安打と詰まり気味のヒットで一死一三塁となり、ウィーラーの犠飛で先制を許してしまう。続く4回裏には堀内謙伍のプロ初安打となった二塁打が適時打となり、楽天が加点。それでも榎田が粘りの投球で7回2失点と試合を作り、強力打線の援護を待った。

 しかし、西武は自慢の打線が楽天の先発・古川侑利の前に沈黙。7回に二死満塁の場面を作り出したが、2番手の高梨雄平に金子侑司が打ちとられ、8回までスコアボードには「0」が並んだ。

 迎えた9回表、先頭の中村剛也が遊ゴロに打ちとられたかに見えたが、遊撃手・山﨑剛がボールを弾いて出塁する。一死後、岡田雅利と源田壮亮の連打で満塁とすると、秋山翔吾が楽天の4番手・森原康平から起死回生の逆転満塁本塁打。9回裏に守護神ヒースが今江に被弾するもリードを守り抜き、連勝を「10」に伸ばした。

 しかし、2位のソフトバンクもオリックスに8-5で勝利したため、マジックは1つだけ減って「5」。ここに来て7連勝と必死に食い下がっており、勝てども勝てどもなかなかカウントダウンを進めることができない。

 27日からはそのソフトバンクをホームに迎えての直接対決3連戦。ライバルを叩いて一気に決めることができるか、注目が集まる。

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