◆ サファテ不在も堂々34セーブ
ソフトバンクの森唯斗投手は25日、敵地で行われたオリックス戦(京セラD大阪)の9回二死から登板。打者一人をきっちり斬って今季34セーブ目を挙げると、これがチーム7試合で7連続セーブとなり、プロ野球記録を更新した。
8-4と4点をリードした9回、ソフトバンクは五十嵐亮太がマウンドへ。かんたんに二死を奪いながら安達了一に安打を許すと、暴投で走者を進めた後、大城滉二にライトへの適時三塁打を浴びて失点。8-5と3点差になり、なおも三塁に走者がいる状況で工藤公康監督はストッパーをマウンドに送り込んだ。
これが62試合目の登板となった右腕は、難しい状況のなかで小田裕也に10球粘られるも根負けすることなく、11球目を打たせて一飛。試合を締めくくり、今季34セーブ目を挙げた。
これでチームは7連勝。しかも、勝った7試合はすべて森にセーブがついており、チーム7試合で7セーブはプロ野球新記録。デニス・サファテという絶対的守護神を欠く中、代役として最終回を任されている右腕が快挙を達成した。
◆ 「準備はしていたので、普通に、いつも通り」
―― どんな気持ちでマウンドに?
ランナーが出たら行くと思って準備していたので、普通の気持ちで立ちました。
―― イニング途中からの登板
やることは一緒なんで。しっかり抑えられたのは良かったと思います。
―― 嫌な形で粘られていたが
そうですね。はい。ランナー貯めたら一発打たれて同点なんで、あそこはしっかり抑えようと。あのバッターで打ち取るつもりでいたんで。
―― 記録について
抑えてるのは本当にいいし、この前ああいう形で打たれて、すぐ回ってきて抑えられたのは良かったし、これから続けていきたいなと。
―― 今シーズン最後は27日から12連戦
全部行くつもりではいるんで。また準備していきたいなと思います。
―― 記念のボールは?
もらいました。次は子どもにあげようかな(笑)。
取材=増田晋侍