◆ 「シーズンオフの最初の週に手術」
エンゼルスは現地時間25日(日本時間26日)、大谷翔平が来週にもトミー・ジョン手術を受けることを発表した。
球団公式Twitterによると「シーズンオフの最初の週(10月1日~)にトミー・ジョン手術を受ける」とのことで、残り4試合のシーズンを戦い終えた後に手術を行うことを発表した。
大谷はルーキーイヤーの今季、投手として10試合に登板して4勝2敗、防御率3.31という成績。現地6月6日のロイヤルズ戦で予定より早く途中降板となると、当初は『右中指のマメ』での早期降板と発表されていたが、後に右肘内側側副靱帯の損傷が見つかり、戦列を離れることになった。
手術を回避し、約1カ月後に打者として復帰を果たすと、現地9月2日には約3カ月ぶりとなる復帰登板。二刀流復活への期待が高まったが、今度は右肘靱帯に新たな損傷が発覚。医師から手術を薦められるほどのもので、この時点で今季の投手としての道は閉ざされた。
それでも、そこから打者に専念して快音を連発。現地9月15日のマリナーズ戦では、日本人メジャー1年目として史上初のシーズン20本塁打も達成。現在までに打率.280、21本塁打、56打点という成績を残し、ア・リーグ新人王争いの有力候補となっている。
一般的にはトミー・ジョン手術を受けると実戦復帰まで1年から1年半ほどかかるとされており、投手としての完全復活は2020年シーズンとなってしまう可能性も高い。万全の状態での“二刀流”復活へ――。これから長い戦いがはじまる。