○ エンゼルス 5 - 4 アスレチックス ●
<現地時間9月30日 エンゼル・スタジアム>
エンゼルスの大谷翔平選手が9月30日(日本時間10月1日)、今シーズンの最終戦となる本拠地でのアスレチックス戦に「3番・指名打者」で先発出場。2点ビハインドの9回に反撃の狼煙をあげる中安打を放ち、サヨナラ勝ちの口火をきった。
大谷は0-0の初回、一死二塁の得点機でアスレチックスの先発左腕・アンダーソンの初球をレフトへ弾き返すも左飛に終わるが、続く4番マルテがホームランを放ちエンゼルスが2点を先制する。その後、2-2の同点に追いつかれて迎えた3回裏の第2打席は、一死一塁の場面でセンター方向に弾き返した強烈な打球がアンダートンを直撃。一塁方向に転がったボールを一塁手が二塁に送球し、アウトとなった。
この日の第3打席は、2-4と2点をリードされた直後の6回裏、アスレチックスの4番手・左腕のバクターと対峙し、結果は空振りの三振。このままノーヒットでシーズンを終えるかと思われたが、先頭打者として迎えた9回裏に高目のボールをセンター前に弾き返して出塁。次打者マルテの二塁打で一気にホームまで戻ってきた。すると5番ワードがレフトスタンドに放り込むサヨナラ2ランを放ち、試合は終了。エンゼルスが最終戦を白星で飾ることに成功した。
この結果、大谷のメジャー1年目は、打者として打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁、投手としては4勝2敗、防御率3.31、63奪三振という結果に終わった。
シーズン終了後にトミー・ジョン手術を受ける大谷は、試合前の会見で「術後の進行にもよると思いますが、まずはしっかりと良いリハビリをしたいと思っていますし、そこで頑張って何とか来年に良い流れを持っていけるように、ポストシーズンにいけるように頑張りたいなと思っています」と来季に向けた意気込みを語った。投手としての復帰は2020年以降になる見通しだが、打者としては来季中に復帰できるものと見られている。
▼ 今季の大谷翔平
<打撃成績>
・104試合
・打率.285(326-93)
・22本塁打
・61打点
・10盗塁
・OPS.925
・出塁率.361
・長打率.564
<投手成績>
・10試合(51回2/3)
・4勝2敗
・防御率3.31
・63奪三振