同日2試合の決定戦は初、ド軍は地区6連覇
ナショナル・リーグの地区優勝決定戦2試合が現地時間1日(日本時間2日)に行われ、中地区のブリュワーズ、西地区のドジャースが163試合目の激戦を制した。両地区の覇者は地区シリーズへ進出。敗れたカブスとロッキーズは、2日(同3日)にワイルドカードゲーム(WC)を戦う。
中地区は敵地に乗り込んだブリュワーズが、カブスを3-1で撃破。7年ぶり4度目の地区優勝を果たし、同時にリーグ最高勝率も決めた。地区シリーズは第1シードとして、ワイルドカードゲームの勝者と戦う。
西地区は本拠地にロッキーズを迎えたドジャースが5-2で勝利。6年連続17度目の地区優勝を決め、地区シリーズでは東地区の覇者・ブレーブスと激突する。
両地区はレギュラーシーズンの162試合を終えて2チームが勝率1位で並んだため、優勝決定戦を実施。プレーオフにワイルドカードが誕生した1995年以来、同日に2試合の“ワンデー・プレーオフ”が行われたのは初めての出来事だった。
再び一発勝負となるカブスとロッキーズのワイルドカードゲームは、シーズンの勝率で上回るカブスの本拠地で開催。ロッキーズは再び敵地に乗り込むことになり、しかもシーズン終盤から12連戦という強行軍だ。ナ・リーグ、プレーオフの組み合わせは以下の通り(左側チームにホーム・アドバンテージ)。
●ワイルドカードゲーム(1試合)
カブス(中地区2位)- ロッキーズ(西地区2位)
●地区シリーズ(5回戦制、3勝先取で突破)
ブリュワーズ(中地区1位)- ワイルドカードゲームの勝者
ドジャース(西地区1位)- ブレーブス(東地区1位)