◆ 俊足巧打が売りの社会人出の外野手
ヤクルトのドラフト4位・塩見泰隆外野手が7日、阪神24回戦(神宮)の7回にプロ初安打初得点をマークした。
塩見は5回表から中堅・坂口に代わり途中出場。5-0で迎えた7回、一死無走者の場面でこの試合の初打席を迎えると、阪神の3番手左腕・岩崎から、右翼線へポトリと落ちる二塁打を放った。
ムダのないベースランニングで二塁ベースへ滑り込むと、塩見は塁上で満面の笑み。二死後、3番バレンティンが中前適時打を放つと、背番号9は悠々と6点目のホームを駆け抜けた。
塩見は春季キャンプ中の紅白戦で初打席初安打、オープン戦でも2打席目で初安打をマークしていたが、シーズンではいい当たりが野手の正面を突くなど、プロ初安打まで実に25打席を要した。一軍初安打は難産となったが、二軍では48試合に出場し、打率.329、9本塁打、22盗塁を記録。即戦力としての片鱗は見せていた。
ヤクルトは6-0で勝利し、5回無失点の先発・石川は7勝目(6敗)をマーク。最後は中堅・塩見がウイニングボールをつかみ、貯金を今季最多の「9」とした。