ドジャース打線を封じたブリュワーズの救援左腕・ヘイダー

【ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦】
○ ブリュワーズ 6 - 5 ドジャース ●
<現地時間10月12日 ミラー・パーク>

 ブリュワーズ(中地区1位)がドジャース(西地区1位)とのリーグ優勝決定シリーズ初戦に勝利。これでシーズンから破竹の12連勝とした。

 ブリュワーズの先発は、シーズン10勝(11敗)のゴンザレス。左腕は初回を3者凡退で終えたものの、2回に先頭の4番マチャドに先制ソロを浴びた。すると0-1の3回から、カウンセル監督は早くも2番手・ウッドラフを投入。右腕はドジャース打線を3者凡退に封じると、その裏、9番打者として打席に入り、ドジャース先発のカーショーから、値千金の同点弾を放った。

 この一発で活気づいたブリュワーズ打線は、その後、5番ペレスの中犠飛で逆転。4回にも代打・サンタナが2点適時打を左前へ運び、カーショーをこの回途中でノックアウトした。

 4回もマウンドに登ったウッドラフは、圧巻の3者連続三振をマークし、2イニングで計4三振を奪取。5-1の5回からは左腕のヘーダーを投入し、こちらは3イニングで4つの三振を奪った。8回に3点を返されたが、9回も7番手・クネバルが1点を失ったが、何とかリードを守り抜いた。

 打線は7回、4番アギュラーが右越えソロを放ち貴重な6点目。ブリュワーズは逃げ切り勝ちで初戦をモノにした。これで9月23日(同24日)以降、シーズン最終盤での7連勝、カブスを撃破した優勝決定プレーオフ、そしてロッキーズとの地区シリーズ3連勝と、怒涛の連勝記録を「12」に伸ばした。

 ドジャースは、マチャドが3打点をマークするなど終盤に反撃したが、あと一歩及ばず黒星発進。カーショーは女房役・グランダルの軽率なプレーにも足を引っ張られ、4回途中5失点(自責点4)で敗戦投手となった。

 4-6と2点差に迫った8回には、前田健太が救援登板。右腕は1回無安打無失点の好救援を見せたが、チームの勝利にはつながらなかった。

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