600試合登板・史上最多HP
プロ野球のレギュラーシーズンは13日をもって全日程を終了。日本ハムの宮西尚生は2年ぶり2度目となる「最優秀中継ぎ投手賞」に輝いた。
宮西は中継ぎ一筋で11年目。「今シーズンは調整法を変えて臨み、いいコンディションを保って結果に表れたことが良かった」と手応えを感じながら一年を振り返った。酷暑の夏場に大きく崩れることもなく、新人王資格を持つ山本由伸(オリックス)、加治屋蓮(ソフトバンク)を抑え、2年ぶりのタイトル獲得となった。
▼ パ・ホールドポイント
2位 36 山本由伸(オリックス)
3位 35 加治屋蓮(ソフトバンク)
4位 30 青山浩二(楽天)
5位 28 松永昂大(ロッテ)
また、今季の宮西はルーキーイヤーから続いている50試合登板を11年連続に更新。6月には史上40人目となる通算600試合登板も達成した。
9月には通算325ホールドポイントを上げ、今季限りで現役を引退した山口鉄也(巨人)の日本記録も塗り替えるなど、記録ラッシュとなった一年を振り返り、「目標としていたところを超えられてうれしいですし、そこまで投げられるコンディションを整えてくれたトレーナーの方々のおかげです」と周囲のサポートに感謝した。
宮西尚生・コメント
リーグ優勝できなかった悔しさは残りますが、優勝を目指してやってきたなかで、
結果としてタイトルを獲得できたことは個人的にうれしく思います。
今シーズンは調整法を変えて臨み、
いいコンディションを保って結果に表れたことが良かったと思います。
今シーズンは600試合登板のほか、
ホールド数とホールドポイント数も最多記録を更新できましたが、
毎年積み重ねてきた結果だと思います。
目標としていたところを超えられてうれしいですし、
そこまで投げられるコンディションを整えてくれたトレーナーの方々のおかげです。
【宮西尚生・年度別成績】
2008年 50試合[10HP]防4.37
2009年 58試合[20HP]防2.89
2010年 61試合[25HP]防1.70
2011年 61試合[15HP]防2.21
2012年 66試合[41HP]防2.25
2013年 57試合[33HP]防1.74
2014年 62試合[42HP]防2.16
2015年 50試合[28HP]防2.70
2016年 58試合[42HP]防1.52
2017年 51試合[29HP]防3.32
2018年 55試合[41HP]防1.80
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通算 629試合[326HP]防2.40