巨人・菅野智之 (C) Kyodo News

◆ セCSファーストステージ第2戦
● ヤクルト 0 - 4 巨人 ○
<10月14日 神宮>

 セ・リーグのクライマックスシリーズ・ファーストステージは3位の巨人が敵地でヤクルトに連勝。ファイナルステージ進出を決めた。14日の第2戦は巨人のエース・菅野智之が自身初となるノーヒットノーランを達成。クライマックスシリーズでは史上初となる偉業を達成し、チームをファイナルステージ進出へ導いた。

 勝てばファイナル進出が決まる一戦で、エースが圧巻の投球を披露。ゾーンを一杯に突く制球とキレのあるボールで初回から三者凡退を続け、気がつけば20人斬り。7回二死から3番・山田哲人に四球を与えて“完全試合”の夢は絶たれるも、続くバレンティンを空振り三振に抑えるなど、付け入る隙を与えない。

 打線は2回に6番・長野久義のバックスクリーン左に飛び込むソロホームランで先制に成功。さらに4回、先頭のケーシー・マギーのソロと、この日先発起用された亀井善行の2ランで加点。ヤクルト先発・原樹理を前に苦戦しながらも、3発・4得点でノックアウトした。

 援護をもらった菅野は8回以降もあぶなげない投球を見せ、ヤクルト打線を完全制圧。9回も打者3人を外野フライに抑え、9回113球で文字通り「完封」。クライマックスシリーズでは史上初となるノーヒットノーランを達成した。

▼ 菅野智之・投球成績
<投球成績>
投球回:9回
投球数:113球
奪三振:7個
四死球:1個
被安打:0本
失 点:0点

<投球結果>
1回:右飛、二ゴ、三振
2回:遊ゴ、左飛、中飛
3回:三振、三振、左飛
4回:投ゴ、一ゴ、三振
5回:一飛、二ゴ、中飛
6回:三邪、三振、投ゴ
7回:一邪、中飛、四球、三振
8回:左飛、左飛、三振
9回:左飛、右飛、中飛

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