2017年、阪神を破ってCSファイナルステージ進出を決め、喜ぶDeNAナイン=甲子園(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ 大田泰示らの3者連続二塁打で日本ハムが逆王手

 10月14日、パ・リーグCSファーストステージ第2戦で日本ハムが勝利を収めて逆王手をかけた。同点に追いつかれた直後の8回、やはり「野球は二死から」だった。この回からマウンドに上がった加治屋蓮にあっさり二死を奪われたものの、西川遥輝、大田泰示、近藤健介が一気の3者連続二塁打。2点を勝ち越し、見事に勝利をもぎ取った。

 これで星を1勝1敗の五分に戻した日本ハム。逆王手をかけた勢いに乗ってファイナルステージに駒を進めたいところだが、事はそう簡単には運びそうにない。従来、「短期決戦では初戦が重要」とされるが、「超短期決戦」であるファーストステージの場合、「初戦がより重要」になるからだ。

 2007年から始まったクライマックスシリーズにおいて、初戦を落としながらファーストステージ(旧称・第1ステージ)を突破したケースは3回しかない。2004年から2006年までパ・リーグのみでおこなわれたプレーオフを含めてもわずか4例である。

▼ 初戦を落としてCS(プレーオフ)ファーストステージ(第1ステージ)を突破した例
2006年:ソフトバンク(対西武)
2009年:中日(対ヤクルト)
2017年:DeNA(対阪神)
2017年:楽天(対西武)

◆ 初戦を落としての1stステージ突破確率は15%

 野球ファンの記憶に新しいところとなると、やはり昨季のセ・リーグCSファーストステージだろう。前年に続いて2度目のCS進出を決めたDeNAだったが、初戦は相手先発・メッセンジャーの他、阪神が誇る盤石の中継ぎ陣の前に打線が沈黙。初戦は0-2で敗れた。

 そして、続く第2戦。物議を醸した雨中のロングゲームである。シーズンでは好成績を残していた今永昇太、秋山拓巳の両先発は早々に相手打線につかまった。両軍合わせて14人の投手をマウンドに送り込む泥まみれの激戦を13-6で制したのはDeNAだった。

 翌日に雨天中止を挟んでもDeNAの勢いは止まらない。第3戦では初回にいきなり3点を奪うなど阪神を圧倒。6-1で勝利を収めると、続くCSファイナルステージでもリーグ優勝チームである広島に勝利し、「レギュラーシーズン14.5ゲーム差からの下剋上」として話題を集めた。

 今季、セ・リーグCSファーストステージはすでに巨人が勝ち抜いており、プレーオフ、CSのファーストステージ(第1ステージ)を、初戦を落としながら勝ち抜く確率はわずか15%余りとなっている。昨季のDeNAや楽天同様、日本ハムが過去のデータを覆すことができるのか――。注目である。

文=清家茂樹(せいけ・しげき)

【プロフィール・清家茂樹】
1975年、愛媛県生まれ。出版社勤務を経て2012年独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。野球好きが高じてニコニコ生放送『愛甲猛の激ヤバトーク 野良犬の穴』にも出演中。

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