指揮官も“松坂世代”
楽天は16日、来季から新たにチームに加わる新任コーチ3名を発表。一軍打撃コーチに小谷野栄一氏、同じく一軍の外野守備走塁コーチに苫篠誠治氏、二軍打撃コーチには後藤武敏氏が就任することが決まった。
3位からクライマックスシリーズ・ファイナルステージまで進出した昨季から一転、今季はリーグ最下位に低迷した楽天。序盤から思うような戦いができずに黒星を重ねると、シーズン途中には梨田昌孝監督が休養を発表。平石洋介監督代行がチームを指揮するも、最下位からの脱出は叶わなかった。
来季は“代行”が外れ、平石監督が開幕からチームを率いることが決定。新たな一歩を踏み出すチームに、新たな力が加わる。なんと言っても、目玉は今季限りで現役を引退した小谷野、後藤両氏の入閣だろう。
ともに現役生活にピリオドを打ったばかりで、それも小谷野はオリックス、後藤はDeNAと他球団でキャリアを終えたばかり。楽天の在籍歴がない2人の電撃加入とあって、ファンの間に大きな衝撃が走った。
また、小谷野と後藤はともに1980年生まれのいわゆる“松坂世代”。平石新監督も同じく“松坂世代”であり、こちらもファンの間で大きな注目を集めている。
なお、新コーチの就任と同時に、今季まで一軍の外野守備走塁コーチを務めていた清水雅治氏の退団も発表された。生まれ変わる新生・平石イーグルスから目が離せない。
コーチ人事
▼ 就任83 小谷野栄一(一軍打撃コーチ)
79 苫篠誠治(一軍外野守備走塁コーチ)
93 後藤武敏(二軍打撃コーチ)
▼ 退団
82 清水雅治(一軍外野守備走塁コーチ)