今季は日本ハムで投手コーチを務めた吉井理人氏

◆ ブログで別れの挨拶

 日本ハムから今季限りでの退団が発表された吉井理人投手コーチが16日(火)、自身のブログを更新し、現在の心境を明かした。

 吉井氏はブログの冒頭で「CSファーストステージ、突破できませんでした。みんな、頑張ったのですが、力尽きてしまいました。でも、選手たちは、最後までよく戦ったと思います」とソフトバンクに1勝2敗で敗れたCSを振り返りつつ、教え子たちの奮闘を労った。

 また、「投手陣は若くて経験の浅い子が多く、シーズンはじめはどうなることかと思ったけど、トライアンドエラーを繰り返すうちに、みんなたくましくなりました。開幕カードで泣きべそをかいていた石川も、CSでは見事な投球を見せてくれました。ただ、どの選手も1年間戦う体力がありませんでした。来季の1番の課題は、基礎体力かもしれません」と続け、若手主体の投手陣に手応えを感じていたことを明かしつつ、体力面の向上を当面の課題に挙げた。

◆ 退団を惜しむ声も

 その後、自身の去就について言及。「ファイターズでの役目を終え、今季限りで退団することになりました。(ファイターズは新しい道を進むと言っていた)本当は、もう少し、若い子たちの成長を近くで見ていたかったんやけど、コーチの入れ替えはプロ野球の世界では良くあることです」と自身の意思ではなかったことを示唆しつつも、球団の決定に理解を示し、今後については特に決まっていないことも明かした。

 そして最後には、「思えばファイターズは、縁もゆかりもないわしを指導者の道へ進むきっかけをくれた球団です。途中、空いた期間はあったが、8年間、いい経験をさせてもらいました。そして、北海道の人々には本当によくしてもらい、楽しい時間を過ごすことができました」と球団と北海道のファンに感謝。

 ブログのコメント欄には「投手がピンチになりマウンドに吉井コーチが来るとなぜか安心出来ました。もう来年から見れないなんて。いつかまた必ず戻って来てくださいね」「悲しい、悔しい、残念です。もっともっとファイターズでピッチャーの指導してほしかった」といった退団を惜しむ書き込みが多数寄せられている。

 吉井氏は、1984年に近鉄で選手としてのキャリアをスタート。その後、ヤクルトへのトレードを経て、1997年にFA権を行使してメジャーに挑戦し、メッツなど3球団を渡り歩いた。2003年から日本球界に復帰し、オリックスやロッテでのプレーを経て2007年に引退。2008年から日本ハムの投手コーチを務め、2012年のシーズンオフに退団したのち、ソフトバンクでの投手コーチを経て2016年から再び日本ハムでコーチを務めていた。

この記事を書いたのは

ベースボールキング編集部

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