ニュース 2018.10.24. 18:40

あれから1年…2017年入団組のルーキーイヤーはどうだった!?

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11勝目を挙げたDeNA・東=東京ドーム(C)KYODO NEWS IMAGES

高卒スラッガー3人の爪痕


 25日、各球団のファンが注目するプロ野球ドラフト会議が開催される。

 今年も昨年同様、高卒野手に逸材が揃っており、根尾昂、藤原恭大の大阪桐蔭コンビや小園海斗(報徳学園)らが1巡目で姿を消すものと見られている。また、梅津晃大、甲斐野央、上茶谷大河の東洋大「150キロトリオ」をはじめ大学生投手にも好選手が揃う。

 今回のドラフトを前に、1年前のドラフトで指名を受けた選手たちの今季を振り返ると、競合の末に1位指名で入団した高卒野手がデビューイヤーで爪痕を残した。7球団競合の末に日本ハムに入団した清宮幸太郎は、5月に一軍昇格するとデビュー戦から6戦連続安打をマーク。7戦目でプロ初アーチを放ってみせた。

 遅れること3カ月、8月に安田尚憲(ロッテ)がデビュー3戦目で初ヒットとなる適時打を放ち勝負強さをみせると、10月にはプロ初本塁打を放ち一軍登録を抹消。来季の新人王獲得も見据える。そしてシーズン終盤に鮮烈なデビューを飾ったのが村上宗隆(ヤクルト)。9月16日に待望の本拠地お披露目を迎えると初打席でライトスタンドに叩き込んだ。史上7人目となる初打席初本塁打で同級生2人を凌ぐインパクトを残した。

 そして今季もっとも輝いたドライチがDeNAの東克樹。開幕4戦目の先発を任されると、チームで唯一フルシーズン通してローテーションを守り通した。今季11勝はチームトップで、防御率2.45は菅野智之(巨人)に次ぐリーグ2位。2018年のセ・リーグ「新人王」の最有力候補に名前があがるなど、充実のルーキーイヤーとなった。 


【ドラフト1位ルーキーの成績】
▼ 近藤弘樹(岡山商科大⇒楽天)
[一軍]9試(29回)0勝2敗 15三振 防6.83
[二軍]16試(81回1/3)5勝6敗 62三振 防3.10

▼ 安田尚憲(履正社高⇒ロッテ)
[一軍]17試 率.151(53-8)1本 7点
[二軍]106試 率.271(398-108)12本 67点 2盗

▼ 田嶋大樹(JR東日本⇒オリックス)
[一軍]12試(68回2/3)6勝3敗 69三振 防4.06
[二軍]1試(3回)0勝0敗 4三振 防0.00

▼ 清宮幸太郎(早稲田実⇒日本ハム)
[一軍]53試 率.200(160-32)7本 18点
[二軍]45試 率.244(160-39)17本 42点

▼ 吉住晴斗(鶴岡東高⇒ソフトバンク)
[一軍]出場なし
[二軍]出場なし
[三軍]24試(77回)3勝8敗 49三振 防6.31

▼ 齊藤大将(明治大⇒西武)
[一軍]16試(16回2/3)1勝3敗1H 10三振 防7.02
[二軍]22試(49回2/3)0勝5敗1S 40三振 防4.71

▼ 馬場皐輔(仙台大⇒阪神)
[一軍]2試(8回2/3)0勝1敗 7三振 防5.19
[二軍]12試(60回)6勝3敗 62三振 防3.30

▼ 鈴木博志(ヤマハ⇒中日)
[一軍]53試(49回)4勝6敗4S12H 防4.41
[二軍]10試(9回1/3)1勝1敗1S 防1.93

▼ 東 克樹(立命館大⇒DeNA)
[一軍]24試(154回)11勝5敗 155三振 防2.45
[二軍]1試(7回)1勝0敗 6三振 防2.57

▼ 鍬原拓也(中央大⇒巨人)
[一軍]6試(27回2/3)1勝2敗 35三振 防6.83
[二軍]9試(44回2/3)4勝3敗 59三振 防3.43

▼ 村上宗隆(九州学院高⇒ヤクルト)
[一軍]6試 率.083(12-1)1本 2点 0盗
[二軍]98試 率.288(427-105)17本 70点 16盗

▼ 中村奨成(広陵高⇒広島)
[一軍]出場なし
[二軍]88試 率.201(214-43)4本 16点 6盗


SB圧倒的戦力の中に新人2人


 ドラフト2位以降の選手を見てみると、豊富な戦力を誇るソフトバンクの2投手がシーズン終盤に活躍した。

 専修大出身の下手投げ右腕・高橋礼はドラフト2位でソフトバンクに入団。1年目から登板機会を与えられると、9月9日の昇格後は一軍に定着し、追加招集ながら日米野球に臨む侍ジャパンの一員にも選出された。CSファイナルステージ第2戦では3番手として2回2/3を1失点。その後、中2日で日本シリーズ進出に王手をかけた第5戦の先発に抜擢され、3回まで強力西武打線をパーフェクトに抑え5回途中2失点と、大舞台での起用にも応えた。

 そしてもうひとりの新人投手が、早稲田大出身の左腕・大竹耕太郎。熊本出身の大竹は育成ドラフト4位で入団後、ファームでリーグトップの8勝、防御率1.87と好成績を残し、7月に支配下登録を勝ち取った。8月のデビュー戦で西武打線を8回2失点に抑え初勝利。先発左腕不足に悩むチームの救世主となり、ポストシーズンでは中継ぎ要因としてブルペン陣の一角に食い込んだ。

 また、野手ではロッテの藤岡裕大が全試合に出場してショートのレギュラーとして活躍。その他にもオリックスの福田周平や巨人の田中俊太、DeNAの神里和毅など、即戦力として期待される社会人出身の選手たちがデビューシーズンから一軍で多くの出場機会を得た。


【ドラフト2位以下の主な一軍出場選手】

▼ 投手
伊藤 翔(西武/3位)
19試(26回1/3)3勝0敗 防2.73

高橋 礼(ソフトバンク/2位)
12試(30回)0勝1敗 防3.00

大竹耕太郎(ソフトバンク/育4位)
11試(48回2/3)3勝2敗 防3.88

西村天裕(日本ハム/2位)
26試(23回)2勝2敗1S・10HP 防3.52

大下佑馬(ヤクルト/2位)
25試(43回2/3)2勝1敗7HP 防3.09

▼ 捕手
大城卓三(巨人/3位)
83試 率.265(185-49)4本 17点 0盗

▼ 内野手
熊谷敬宥(阪神/3位)
19試 率.231(13-3)0本 2点 3盗

山崎 剛(楽天/3位)
33試 率.232(82-19)0本 7点 4盗

西巻賢二(楽天/6位)
25試 率.247(77-19)0本 3点 0盗

田中俊太(巨人/5位)
99試 率.241(228-55)2本 12点 6盗

福田周平(オリックス/3位)
113試 率.264(295-78)1本 15点 16盗

藤岡裕大(ロッテ/2位)
143試 率.230(535-123)5本 42点 14盗

▼ 外野手
神里和毅(DeNA/2位)
86試 率.251(247-62)5本 21点 15盗

西村 凌(オリックス/5位)
31試 率.193[88-17]2本 8点 2盗
※捕手登録

菅野剛士(ロッテ/4位)
53試 率.176(131-23)2本 18点 1盗

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