【ナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦】
○ ブリュワーズ 7 - 2 ドジャース ●
<現地時間10月19日 ミラー・パーク>
ブリュワーズ打線がつながり、リーグ優勝決定シリーズ第6戦に勝利。対戦成績を3勝3敗とし、ワールドシリーズ進出へ逆王手をかけた。ドジャースは先発の柳賢振投手が3回5失点と誤算。前田健太投手は暴投などで2点を失い、ポストシーズン初失点を記録した。
連敗で本拠地に戻ってきたブリュワーズ。敵地では打線が湿りがちだったが、この日は1点を追う初回、5番アギュラー、6番ムスターカス、7番クラツに3連続適時打が飛び出した。4-1で迎えた2回にも、2番イエリチ、3番ブラウンに連続二塁打が生まれ5点目。7回以降もドジャース6番手・前田の暴投などで2点を加えた。
対するドジャースは、先発の柳が3回5失点と乱調。前田は2-5で迎えた7回に6番手として登板した。先頭の5番アギュラー対し、スライダー2球で簡単に追い込んだものの、そのあと粘られ、最後は11球目の直球を右翼線に運ばれた。この打球を右翼・プイグが懸命に追うも、捕球できず二塁打に。続くムスターカスは申告敬遠で歩かせ、無死一、二塁のピンチを背負った。
それでも、代打・グランダーソンに対しては、追い込んでからのチェンジアップを振らせ空振り三振。8番アルシアは自らの好フィールディングで投ゴロに退け、二死二、三塁まで漕ぎつけた。
しかし、代打・サンタナを打席に迎え、初球のスライダーを叩きつけてしまった。マスクを被るグランダルもブロックできず、ボールは三塁ベンチ前へ転々。暴投により6点目を献上してしまった。
前田はサンタナを三振に仕留め4点差の8回も続投したが、先頭の1番ケーンに左前打を許し降板した。その後、7番手のヒルが失点し、前田は1回0/3で32球、2安打2奪三振2失点の内容。ポストシーズンの連続無失点は4試合で止まった。