【ナ・リーグ優勝決定シリーズ第7戦】
● ブリュワーズ 1 － 5 ドジャース ○
＜現地時間10月20日　ミラー・パーク＞

　ドジャース（西地区1位）がブリュワーズ（中地区1位）とのリーグ優勝決定シリーズを4勝3敗で制し、2年連続23度目のナ・リーグ王者に輝いた。MVPにはこの試合でも決勝2ランを放った、コディ・ベリンジャー内野手が選ばれた。

　3勝3敗で迎えた第7戦。ドジャースは初回に先制を許したが、2回に5番ベリンジャーの右越え2ランで逆転した。1点リードで迎えた5回裏の守備では、二死二塁のピンチで左翼・テイラーが左中間を襲った大飛球を好捕。このビッグプレーで同点を阻止すると、直後の6回表、6番プイグがリードを広げる3ランを放った。

　投手陣は5回途中から小刻みな継投。4点差の7回途中から抑えのジャンセンを投入し、守護神は上位打線を含む打者4人を完璧に封じた。9回はカーショーを投入。エース左腕が最後を締め、歓喜の輪を作った。

　シリーズMVPには、ベリンジャーが選ばれた。一塁を本職とする若き大砲だが、このシリーズは外野守備で華麗なダイビングキャッチを披露するなど、守備面での貢献度も高かった。第4戦では延長13回にサヨナラ打を放ち、第7戦では決勝2ランをマーク。シリーズ通算打率は.200と低かったが、勝負所で存在感を示した。

　ドジャースは23日（日本時間24日）から始まるワールドシリーズで、ア・リーグ王者のレッドソックスと激突。1988年以来となる世界一を目指す。