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根尾は清宮に並ぶのか!?過去のドラ1『指名競合数』ランキング

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大阪桐蔭の根尾昂 (C)KYODO NEWS IMAGES

運命の1日


 クライマックスシリーズの興奮もさめやらぬ中、プロ野球界の一大イベントが今年もやってきた。週末に日本シリーズを控えた10月25日(木)、都内のホテルに12球団の首脳陣が一堂に介し、2018年のドラフト会議が行われる。

 指名を待つ選手たちはもちろん、各チームの、もっと言えば今後の球界の運命を左右するかもしれない重要な一日。そのなかでも見どころのひとつとなるのが、1巡目で指名が重複した時の“抽選”だ。2巡目以降は今季の成績に応じて指名順が決まる“ウエーバー方式”が採用されているが、日本のしくみでは1巡目だけはどの球団も公平に横一線。欲しい選手を指名し、当たりを引けば交渉権を獲得することになる。

 重複覚悟で目玉選手を狙いに行くのか、はたまたその隙間を縫って“一本釣り”を狙うのか…。今年は高校球界の逸材のひとり、大阪桐蔭の根尾昂に指名が集中するのではないかとも言われているが、今のところ好評しているのは、中日、巨人、ヤクルトの3球団。その他、ソフトバンクとオリックスが報徳学園の小園海斗、ロッテが大阪桐蔭の藤原を公表しているが、どうなるか。

 今回はそんなドラフト会議の醍醐味とも言える1巡目の“競合数”に注目。多くの重複指名を集めたトップ3を振り返る。


2年連続の1/6からKKドラフトまで


▼ 3位:6球団競合(過去5回)
2010年:大石達也(投 手/早稲田大)⇒西武
2009年:菊池雄星(投 手/花巻東高)⇒西武
2007年:大場翔太(投 手/東洋大) ⇒ロッテ
1985年:清原和博(内野手/PL学園高)⇒西武
1979年:岡田彰布(内野手/早稲田大)⇒阪神

 第3位は、全球団の半数にあたる『6球団』。6球団による競合というのは過去に5度もあったが、なかでも2009年の菊池雄星(花巻東)と2010年の大石達也(早稲田大)は記憶にも新しいところ。

 “ハンカチ王子”こと斎藤佑樹が注目を集めた2010年のドラフトであったが、斎藤と同じ早稲田大の大石達也に対し、斎藤の4球団を上回る6球団から指名が集中。前年に菊池の当たりを引き当てた西武の渡辺久信監督(当時)が今度は最後にくじを引き、2年連続で1/6の抽選を突破した。

 また、高校と大学・社会人の分離ドラフト最終年となった2007年には、東洋大の大場翔太を巡って『6球団』が競合。パ・リーグ初となるプロ初登板で無四球完封勝利という離れ業をやってのけるも、キャリア最多は7勝止まり。右肩痛にも悩まされ、2016年で現役を引退した。

 そしてドラフト史に残る名シーンといえば、やはり「KKドラフト」になるだろう。同級生の桑田真澄と共に世間を賑わせたPL学園の清原和博に6球団が競合。巨人への入団を熱望していた清原には、相思相愛の巨人が1巡目で指名するとみられていたが、巨人は大学に進学するものと見られていた桑田真澄を強行指名。会見では清原が涙する場面も見られたが、最終的には西武へ入団。1年目から打率.304、本塁打31本、打点78という驚異的な数字を記録した。

 東京六大学で三冠王のタイトルを手にするなど、大きな注目を集めた早稲田大の岡田彰布にも6球団が競合。岡田の出身地・関西に本拠地を置く在阪4球団を含む6球団が競合した後、相思相愛だった阪神が交渉権を手にした


清宮に7球団が競合


▼ 2位:7球団競合(過去2回)
2007年:清宮幸太郎(内野手/早実高) ⇒日本ハム
1995年:福留孝介 (内野手/PL学園高)⇒近鉄<拒否>

 続いて第2位は『7球団』による競合。これは過去に2度だけで、いずれも高卒の野手。その内の1つが昨年の清宮幸太郎だ。高卒野手の有望株が集まるなか、最終的には日本ハムの木田GM補佐が明石家さんま“名誉師匠”から助言された左手で引き当てた。

 また、1995年のPL学園・福留孝介は抽選の結果、近鉄が交渉権を獲得。ところが、福留は巨人と中日以外なら社会人に進むことを表明していたため、この年のプロ入りは実現せず。希望通り社会人の日本生命へと進み、1998年のドラフトで中日を逆指名し、プロ入りを果たした。


世界のNOMOに8球団


▼ 1位:8球団競合(過去2回)
1990年:小池秀郎(投手/亜細亜大)⇒ロッテ<拒否>
1989年:野茂英雄(投手/新日鉄堺)⇒近鉄

 そして第1位は、全球団の3/4にあたる『8球団』。1990年の小池秀郎、1989年の野茂英雄と、2年連続の8球団競合だった。

 ドラフト史上最多競合数を叩き出したのは、のちに“世界のNOMO”と呼ばれる右腕。アマチュアNo.1投手としてソウル五輪で活躍し大きな注目を集めた右腕を、近鉄の仰木彬監督(当時)が見事に引き当てた。野茂は入団1年目からパ・リーグの投手四冠を総ナメ。リーグMVPに新人王、ベストナイン、さらには沢村賞も受賞するなど、8球団競合に違わぬ結果を残した。

 野茂の衝撃から1年、再び8球団が競合。その主役は、東都大学リーグで当時のシーズン最多奪三振記録を樹立した左腕の小池。抽選の結果、ロッテが当たりを引き当てたものの、そのまま入団はせずに松下電器に入社。その後、1992年のドラフトで1位指名を受けた近鉄に入団している。


 昨年は清宮幸太郎に高校生最多の7球団が競合し、今回もそれに並ぶのではないかと言われているが、果たして――。注目のドラフト会議は本日17時に幕を開ける。


【6球団競合】
▼ 2010年:大石達也(投手/早稲田大)
・西 武 【当】
・横 浜(→ 須田幸太)
・楽 天(→ 塩見貴洋)
・広 島(→ 福井優也)
・オリックス(→ 伊志嶺翔大→ 山田哲人 →後藤駿太)
・阪 神(→ 榎田大樹)

▼ 2009年:菊池雄星(投手/花巻東高)
・西 武 【当】
・阪 神(→ 二神一人)
・ヤクルト(→ 中沢雅人)
・楽 天(→ 戸村健次)
・中 日(→ 岡田俊哉)
・日本ハム(→ 中村勝)

▼ 2007年:大場翔太(投手/東洋大)
・ソフトバンク 【当】
・オリックス(→ 篠田純平→ 小林賢司)
・横 浜(→ 小林太志)
・阪 神(→ 白仁田寛和)
・日本ハム(→ 服部泰卓→ 多田野数人)
・巨 人(→ 篠田純平→ 村田透)

▼ 1985年:清原和博(内野手/PL学園高)
・西 武 【当】
・南 海(→ 西川佳明)
・日本ハム(→ 広瀬哲朗)
・中 日(→ 斉藤学)
・近 鉄(→ 桧山泰浩)
・阪 神(→ 遠山昭治)

▼ 1979年:岡田彰布(内野手/早稲田大)
・阪 神 【当】
・西 武(→ 鴻野淳基)
・ヤクルト(→ 片岡大蔵)
・南 海(→ 名取和彦)
・阪 急(→ 木下智裕)
・近 鉄(→ 藤原保行)


【7球団競合】
▼ 2017年:清宮幸太郎(内野手/早実高)
・日本ハム 【当】
・ソフトバンク(→ 安田尚憲→ 馬場皐輔→ 吉住晴斗)
・阪 神(→ 安田尚憲→ 馬場皐輔)
・ロッテ(→ 安田尚憲)
・巨 人(→ 村上宗隆→ 鍬原拓也)
・楽 天(→ 村上宗隆→ 近藤弘樹)
・ヤクルト(→ 村上宗隆)

▼ 1995年:福留孝介(内野手/PL学園高)
・近 鉄 【当】
・中 日(→ 原俊介→ 荒木雅博)
・日本ハム(→ 中村豊)
・巨 人(→ 原俊介)
・ロッテ(→ 沢井良輔)
・オリックス(→ 今村文昭)
・ヤクルト(→ 三木肇)


【8球団競合】
▼ 1989年:野茂英雄(投手/新日鉄堺)
・近 鉄 【当】
・ロッテ(→ 小宮山悟)
・大 洋(→ 佐々木主浩)
・日本ハム〈→ 酒井光次郎〉
・阪 神(→ 葛西稔)
・ダイエー(→ 元木大介)
・ヤクルト(→ 西村龍次)
・オリックス(→ 佐藤和弘)

▼ 1990年:小池秀郎(投手/亜細亜大)
・ロッテ 【当】
・阪 神(→ 湯舟敏郎)
・ヤクルト(→ 岡林洋一)
・中 日(→ 小島弘務)
・日本ハム(→ 住吉義則)
・近 鉄(→ 寺前正雄)
・広 島(→ 瀬戸輝信)
・西 武(→ 長見賢司)
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