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指揮官の続投は決定も…3年目の辻西武は大きく変わる?

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西武の辻発彦監督

辻発彦監督は続投、渡辺久信SDがGMへ


 パ・リーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージが21日に閉幕。今年は2位のソフトバンクが敵地で西武を4勝2敗で下し、2年連続となる日本シリーズ進出を果たした。

 10年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた西武はソフトバンク打線の勢いに屈した。試合後に行われたセレモニーでは、辻監督が残ったファンの前で号泣。その光景は見ている者の心を大きく動かしたことだろう。

 球団はセレモニーの終了後、辻監督の続投を発表。就任から2年で2位、優勝と着実にチームを前進させてきた手腕を評価し、来季以降も舵を託すことを決めた。

 また、同時に渡辺久信球団本部シニアディレクター兼編成部長が『球団本部ゼネラルマネジャー』に役職変更。現在の鈴木葉留彦球団本部長は退職となるため、実質的なトップとなる。来季も辻-渡辺ラインで悲願の日本一を目指す。


 しかし、来季のチームは大きく変わる可能性がある。

 首脳陣では、橋上秀樹作戦コーチが契約満了につき退団することが発表された。2016年から3年間に渡ってチームの頭脳として仕えてきた参謀役だけに、作戦面で大きな変化があるかもしれない。

 また、肩書きこそシーズン途中で外れたが、監督やコーチと選手を繋ぐテクニカルコーチの役割を担った松井稼頭央も、今シーズン限りで現役を引退。来季は二軍監督に就任することが報じられているが、現時点では未定だ。


菊池、浅村、炭谷に退団の可能性


 選手に目を向けると、エース・菊池雄星の動向が一番の注目となりそうだ。

 かねてからMLBへの挑戦を公言していた左腕は、海外FA権を取得する前にポスティング制度を用いて移籍することが濃厚とされていた。そして、CS終了後に居郷肇社長が海外移籍を容認するコメントを出したことで一気に現実味を帯びてきた。菊池自身は「今すぐに考えられない」とコメントしているが、その動向に注目が集まる。

 野手では、主将としてチームを引っ張ってきた浅村栄斗が国内FA権を取得している。今シーズンは5年ぶりとなる打点王を獲得するなど、打率.310、32本塁打、127打点を記録。自身初となる「3割・30本・100打点」も達成した。権利を行使すれば、争奪戦となることは間違いない。

 そして、炭谷銀仁朗の去就も注目されている。すでにFA権は取得しているが、ここまで行使せずに西武でプレーを続けてきた31歳の捕手。長らく扇の要として君臨していたが、今季は森友哉を捕手として育てたいチームの方針もあり、出場数は47試合と大きく減った。出場機会を求め、ついに権利行使に踏み切るという可能性は大いにある。高卒1年目から一軍で出場してきただけに、13年目・31歳ながら通算の出場数は1169試合と経験は豊富。FAとなれば、浅村同様に争奪戦となりそうだ。


 悔しさをバネに、今季届かなかった日本一を目指す西武。大きくチームが変わる可能性もあるなか、3年目の辻西武はどのような戦い方で臨むのか。まずはこの秋の動向から目が離せない。



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