両バッテリーとも初受賞
「2018プロ野球最優秀バッテリー賞」が23日に発表され、セ・リーグからはリーグ3連覇を果たした広島の大瀬良大地投手と会沢翼捕手のバッテリーが、パ・リーグは10年ぶりのリーグ優勝を果たした西武で勝ち頭となった多和田真三郎投手と森友哉捕手のバッテリーが選出された。
各選手ともに「最優秀バッテリー賞」は初受賞。なお、沢村賞の選考基準7項目を全てクリアした巨人の菅野智之が2008年の藤川球児以来、10年ぶりとなる「特別賞」を受賞している。
広島からの受賞者は2016年の「野村祐輔-石原慶幸」以来2年ぶり。一方の西武は2017年に「菊池雄星-炭谷銀仁朗」が受賞しており、2年連続で異なるバッテリーが選出された。最多受賞バッテリーは西武の「西口文也-伊東勤」で過去3回、投手は西口の3回で、捕手では伊東、古田敦也、阿部慎之助の6回が最多となっている。
今季、最多勝のタイトルを獲得した多和田は「1年間支えてくれた家族、チームの監督、コーチ、選手、スタッフの皆さんがいてとれた賞です。そして森友哉に、良い時も悪い時も前を向いて一緒にやれたことに感謝しています」とコメント。多和田が先発した全試合で女房役を務めた森は「自分の力ではなく、多和田さんのおかげだと思っている」と感謝した。
【最優秀バッテリー賞】
▼ セ・リーグ
大瀬良大地(初)-会沢翼(初)
▼ パ・リーグ
多和田真三郎(初)-森友哉(初)
過去10年の最優秀バッテリー
▼ セ・リーグ
17年:菅野智之-小林誠司(巨人)
16年:野村祐輔-石原慶幸(広島)
15年:石川雅規-中村悠平(ヤクルト)
14年:菅野智之-阿部慎之助(巨人)
13年:前田健太-石原慶幸(広島)
12年:内海哲也-阿部慎之助(巨人)
11年:吉見一起-谷繁元信(中日)
10年:前田健太-石原慶幸(広島)
09年:ゴンザレス-阿部慎之助(巨人)
08年:グライシンガー-阿部慎之助(巨人)
▼ パ・リーグ
17年:菊池雄星-炭谷銀仁朗(西武)
16年:石川 歩-田村龍弘(ロッテ)
15年:大谷翔平-大野奨太(日本ハム)
14年:金子千尋-伊藤 光(オリックス)
13年:田中将大-嶋 基宏(楽天)
12年:吉川光夫-鶴岡慎也(日本ハム)
11年:田中将大-嶋 基宏(楽天)
10年:杉内俊哉-田上秀則(ソフトバンク)
09年:涌井秀章-炭谷銀仁朗(西武)
08年:岩隈久志-藤井彰人(楽天)