2年連続か、34年ぶりか…
2018年のプロ野球もいよいよ佳境。27日(土)からは、いよいよ日本一の座をかけた日本シリーズの戦いが幕を開ける。
今年はセ・リーグ3連覇を果たした広島と、2位からクライマックスシリーズを勝ち抜いたソフトバンクが激突。ソフトバンクは日本一連覇を目指す戦いとなる一方、広島は1984年以来で34年ぶりの栄冠を目指す。
今回は、日本シリーズの“○年ぶり”に注目。いよいよ開幕する日本シリーズを前に、日本一のブランクにまつわるあれこれを調べてみた。
これまでの日本一“最長ブランク”は?
まずは、過去68回の日本シリーズにおける“最長ブランク”の日本一を調査。「前回の日本一から次の日本一までの期間」が長かった順に、ランキングにまとめた。
【日本一ブランクランキング】
1位 53年ぶり 中日(2007年)
2位 44年ぶり 日本ハム(2006年)
3位 38年ぶり 横浜(1998年)
4位 35年ぶり ダイエー(1999年)
5位 31年ぶり ロッテ(2005年)
6位 24年ぶり ロッテ(1974年)
6位 24年ぶり 西武(1982年)
8位 19年ぶり オリックス(1996年)
9位 15年ぶり ヤクルト(1993年)
10位 12年ぶり 西武(2004年)
日本一奪回までのスパンが最も長かったのは、2007年・中日の「53年ぶり」。1954年に日本一になったものの、2007年まで半世紀以上日本一から遠ざかっていた。日本ハムも長らく日本一から遠ざかっていたチーム。前回優勝の1962年は東映時代だった。
また、ロッテと西武がそれぞれ2つランクイン。ロッテは24年ぶりの次が31年ぶりと球団最長ブランクを更新しており、この次がいつになるのかに注目が集まる。
最も日本一から遠ざかっているチームは…
上述している通り、今年は日本一連覇を目指すソフトバンクと34年ぶりの日本一を目指す広島の戦い。これは間隔で言うと、12球団で「最も最近日本一になったチーム」と「最も日本一から遠ざかっているチーム」という興味深い組み合わせとなっている。
【12球団・最後の日本一】
ソフトバンク=2017年
日本ハム=2016年
楽天=2013年
巨人=2012年
ロッテ=2010年
西武=2008年
中日=2007年
ヤクルト=2001年
DeNA=1998年
オリックス=1996年
阪神=1985年
広島=1984年
3度の日本一に輝いている広島であるが、最後の優勝は1984年のこと。ということは、平成に入ってからは1度も頂点に立つことができていないということ。平成最後の年に戴冠を果たし、“最長ブランク”のタスキを阪神に渡して新たな年号を迎えることができるのか…。広島の挑戦に注目だ。