第2回 WBSC U-23ワールドカップ
○ 日本 6 - 3 ベネズエラ ●<現地時間10月26日 エドガー・レンテリア・スタジアム>
コロンビアで行われている『第2回 WBSC U-23ワールドカップ』はオープニングラウンドの戦いが終わり、スーパーラウンドの戦いがスタート。初戦の韓国戦に勝利した侍ジャパンU-23代表は、現地時間26日(日本時間27日)の第2戦でベネズエラを下して今大会無傷の7連勝。1試合を残して決勝戦進出を決めた。
オープニングラウンド・グループAを全勝で突破した日本に対し、グループBを全勝で突破してきたベネズエラ。スーパーラウンドではメキシコに敗れて初めて土がついたものの、今大会好調な両チームの激突は戦前から大きな注目を集めた。
6試合中5試合で先制点を奪ってきた日本だったが、この日は出鼻を挫かれる。先発の種市篤暉(ロッテ)が二死ながら一・二塁のピンチを背負うと、5番のセデーニョに一発を被弾。いきなり3点ビハインドのスタートになる。
それでもその裏、制球の定まらない相手先発から3つの四球をもらって二死満塁のチャンスをつくり、指名打者でスタメン抜擢された原沢健人(SUBARU)が2点適時打。2-3とすかさず1点差に詰め寄ると、3回には三塁打の内田靖人(楽天)を三塁に置いて、またも原沢が適時打。指揮官の起用に応える3打点の活躍で、序盤のうちに試合を振り出しに戻した。
初回に3点を失った種市も2回以降は調子を取り戻し、走者を背負ってもホームは踏ませない力投。8回117球、8安打を許しながらも8奪三振で3失点と試合をつくる。
すると同点で迎えた8回裏、一死一・二塁のチャンスで打席に入った堀内謙伍(楽天)がスタンド中段まで運ぶ会心の一撃。女房役が力投の種市を救う3ランを放ち、6-3とついに逆転に成功した。
9回は成田翔(ロッテ)が3人で締め、6-3の勝利。初回の3点ビハインドを跳ね返し、今大会7連勝で決勝戦進出を決めた。