投げては先発・ヒルが6回まで1安打無失点
ワールドシリーズ(WS)第4戦が現地時間27日(日本時間28日)にドジャー・スタジアムで行われ、6回にドジャースが、6番プイグの3ランなどで一挙に4点を先制した。
序盤はドジャース先発・ヒル、レッドソックス先発・ロドリゲスによる投手戦。両左腕は序盤から要所を締める投球で、5回までスコアボードにゼロを並べた。
均衡が破れたのは6回裏、ドジャースは3番ターナーの二塁打などで一死満塁の好機を作ると、打席には5番ベリンジャーが入った。ベリンジャーはロドリゲスの前に一ゴロに倒れ、まずは本塁フォースアウト。さらに、一塁へ転送され併殺かと思われたが、レッドソックスの捕手・バスケスの送球が逸れる間に、二塁走者のターナーが先制のホームを駆け抜けた。
さらに二死一、三塁と好機は続き、6番プイグが会心の一撃。打球は左翼席へ飛び込む3ランとなり、ドジャースは4-0とリードを広げた。
先発のヒルは6回まで1安打6奪三振無失点の快投。粘り強くレッドソックス打線を封じ、打線の奮起を呼び込んだ。
前夜の第3戦は、延長18回までもつれる大激戦。18イニング、試合時間7時間20分、出場選手両軍計46人、投手起用両軍各9人はいずれもワールドシリーズ最多新記録で、試合が終了したのは日付が変った午前0時30分だった。
歴史的死闘を制したのは、敵地で2連敗スタートとなったドジャース。18回にマンシーがサヨナラ弾を左中間席へ運び、熱戦に終止符を打った。第3戦までの対戦成績は、レッドソックスが2勝1敗とリード。レッドソックスが第4戦に勝利すれば世界一に王手、ドジャース勝利なら2勝2敗のタイとなる。