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東尾&石毛がドラフト会議で饒舌トークを披露!2人の願いが通じる結果に?!

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黄金時代を知る2人が登場


 スカイ・エーとジュビターテレコムは25日、都内でトークイベント『プロ野球ドラフト会議 大解剖スペシャル!』を開催。スペシャルゲストとして、元プロ野球選手の東尾修氏と石毛宏典氏が登場した。

 和歌山県の箕島高校に在学していた東尾氏は、1968年のドラフト会議で西鉄ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)から1位指名を受けた。現在は指名を受けたときに備え、別室で会議の行方を見守る選手が多いものの、東尾氏が指名を受けたときは「授業中だった」という。

「今では夕方にドラフト会議が始まるけど、当時は昼すぎの1時とか2時だったから、授業中に『指名された』と言われて呼び出された」(東尾氏)

 一方の石毛氏は、銚子高校(千葉)在籍中の1974年にロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)から6位指名を受けた。しかし、「自信もなかったし、プロなんて雲の上の存在だと思っていました。『プロ野球選手になる』という気はさらさらなかった」という理由で入団を拒否。高校卒業後は駒澤大学に進学すると、プリンスホテルへ。そして1980年のドラフト会議で西鉄ライオンズから1位指名を受けて入団した。

 こうして両氏はライオンズでチームメイトとなり、今なお語り草となっている“黄金時代”を築くことになる。

 東尾氏が「石毛は最高のリーダーです。自分の成績関係なしにチームのことを考えて振る舞うわけ」と賛辞を送れば、一方の石毛氏も「でもね、色々な若造の行動を許してくれたのが、田淵幸一さんや東尾さんだったの。『良いよ。お前が全部やれ』って言ってくれたから伸び伸びできた」と当時を振り返り、お互いに褒め合う場面も。


石毛監督がドラフト会議に参加しなかった理由


 モニターに各チームの首脳陣たちが映し出され、会場に姿を現すと、話は監督時代のエピソードへ。

「30分前にはテーブルに座ると思いますけど、その前には他球団の動向とか、外れ1位をどうするか?とか、全部書き出してシュミレーションをします。1位指名の選手が他球団に引かれたら状況が大きく変わりますから。でも、この時点ではほぼ決まっています」(東尾氏)

 西武ライオンズの監督を務めた7年間で、最も印象的だったドラフトを尋ねられた東尾監督は、「やっぱり(松坂)大輔を引いたときは痺れましたよ。最初は『6球団』とか『8球団』が指名するって騒がれていましたけど、蓋を開けたら3球団だった」と回想。日本ハム、横浜と競合し、2番目にクジを引いて“平成の怪物”との交渉権を引き当てた1998年のドラフトを挙げた。

 これに対し石毛氏は、「僕はドラフト会議に出なかった監督なんですよ」とオリックスの指揮官時代を振り返り、その意図を次のように語った。

「僕はアメリカに行ったことがあって、アメリカでは監督は与えられた戦力でどう戦うか。ということを考えてフィールドマネージャーに徹する。だから僕も『与えられた戦力で頑張ります。その代わり戦力はフロントが整えてください』と、役割分担をハッキリした。それで『(ドラフト会議に)出ません!』と言いました」

 ロサンゼルス・ドジャースにコーチ留学をした経験がある石毛氏は、野球大国で学んだ考えを実践。分業制を徹底し、獲得選手を決めるための話し合いの場にも参加しなかったという。


ライオンズの監督だったら!?


 ドラフト会議開始前には、「ライオンズの監督だったら今年のドラフト会議で指名する選手は?」というテーマで、古巣の指名選手を予想。まず石毛氏は、渡邉勇太朗(浦和学院高)の名前を挙げた。

「あれだけの身長(190cm)があって、大谷翔平のフォームを真似して球速もアップした。肘と肩の故障があっても甲子園であれだけの投球をしたわけだから、伸びしろを考えたら良い。最近のプロ野球選手で活躍できるピッチャーは身体が大きいんですよ。大谷、ダルビッシュ、田中将大も。しかも、地元(埼玉県)だし」

 一方の東尾氏は、「根尾って言いたいんだけど、今年の投手陣がどうしようもないから変更!」と言って、大学生投手の松本航(日本体育大)を挙げた。

「昔から西武は一本釣りが得意ですから。隠し玉とか。野茂(英雄)のときの潮崎(哲也)もそうでしょ。それでピッチャーを獲れば良いんだよ」と話し、会場を笑わせた。

 そしてドラフト会議がスタート。すると、11球団の指名が根尾昂(大阪桐蔭)、藤原恭大(大阪桐蔭高)、小園海斗(報徳学園高)ら高校生野手に集中する中、埼玉西武が唯一、大学生投手の松本航(日本体育大)を指名。この結果、得意の一本釣りが見事成功。東尾氏の予想的中に、ライオンズOBの2人はガッチリと握手を交わした。

 トークイベントは各球団の1位指名が出揃ったところで終了。オフレコな話も連発し、仲良しコンビが奏でる饒舌ドラフトトークに会場は終始笑いに包まれた。ちなみに、西武は2位で石毛氏が推す渡邉を指名。2人の願いが通じたかのような2018年のドラフトになった。
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