福岡ソフトバンクホークス

鉄壁救援陣にソフトB・工藤監督「感謝しっぱなし」

ソフトバンク・嘉弥真(C)KYODO NEWS

SMBC日本シリーズ2018・第4戦
○ ソフトバンク 4 - 1 広島 ●
<10月31日 ヤフオクドーム>

 鉄壁のリリーフ陣が勝利を呼び込んだ。

 3-1の6回から2番手としてマウンドにあがったモイネロは、2つの四球で二死、一、二塁のピンチを招いたが慌てなかった。5番・松山竜平を冷静にスライダーで投ゴロに打ち取り、スコアボードに0を入れる。

 7回はCSからリリーフで抜群の存在感を見せる武田翔太が、走者を出しながらもきっちり1回を無失点。4-1の8回は前日5失点したセットアッパーの加治屋蓮ではなく、左の嘉弥真新也がマウンドにあがった。嘉弥真は1番・田中広輔、2番・菊池涼介、3番・丸佳浩と広島の攻撃の軸に全く仕事をさせず、守護神の森唯斗にバトンを繋いだ。

 9回は森が打者3人をわずか7球で締め、チームに日本シリーズ2勝目をもたらした。工藤公康監督は、1安打も許さなかったリリーフ陣に「頑張ってくれているおかげで、野手陣が少しずつ点を取れば勝ちに結びついていく。CSの最後からリリーフ陣には感謝しっぱなしです」と褒め称えた。

 10月31日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル 日本シリーズ第4戦 ソフトバンク-広島戦』で解説を務めた大矢明彦氏も「上手く森まで中継ぎ陣が持ち場を頑張りましたよね。その間に追加点もありましたしね。主導権を渡さずに、みんながしっかり食い止めましたよね」と、広島打線を封じたソフトバンクのリリーフ陣を評価した。

 昨季の優勝の立役者となったセットアッパー・岩嵜翔、守護神・サファテが不在に加え、日本シリーズに入ってからも第2先発としてチームに貢献していた石川柊太が故障、さらに加治屋が第3戦で5失点と本来の力が発揮できていない。それでも、僅差を守り切るだけのリリーフ陣がソフトバンクにはいる。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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