ニュース 2018.11.05. 20:30

FA解禁!今年は11月13日まで…FAのルールと宣言選手を振り返る

無断転載禁止
17年に巨人へFA移籍した野上亮磨(C)KYODO NEWS IMAGES

FA権行使申請がスタート


 日本シリーズが終わり一息つきたいところだが、本日5月(月)より、「フリーエージェント(FA)」の有資格者が権利を行使するための申請期間がスタートした。いよいよストーブリーグの幕開けを迎える。

 FAとは、いずれの球団とも選手契約を締結できる権利。「国内FA」と「海外FA」の2種類が存在し、「国内FA」の場合はNPB組織に属する球団が対象となる。「海外FA」は外国のいかなるプロ野球組織の球団も含め、国内外のいずれの球団とも選手契約を締結できる権利だ。

 資格を持っている選手は、日本シリーズが終了した日の翌日から土、日、祭日を除く7日間以内に、権利を行使するかどうかを表明しなければならない。今年の場合は11月13日(火)が締め切り日となり、翌14日(水)に宣言選手が公示され、15日(木)から交渉解禁となる。

 今年は91人が有資格者となっているが、すでに引退している選手もおり、最終的に宣言をするのは毎年10人前後。昨年は7人がFA権を行使し、涌井秀章(ロッテ)のように残留を選択する選手もいる。

 ここでは2008年より改正された現行の制度の概要と、2008年以降のFA宣言選手をまとめた。今年はリーグ制覇の原動力となった丸佳浩(広島)や浅村栄斗(西武)らをはじめ注目選手も多く、“秋の嵐”が吹き荒れるのか目が離せない。


「FA」になるには…


 セ、パ各リーグのペナントレース中に「145日以上」出場選手登録(=一軍登録)されたシーズンを1シーズンとして計算し、合計8シーズンに達したときに「国内FA権」を取得(※07年以降のドラフトで入団した大卒、社会人卒選手は7シーズンで取得)。合計9シーズンに達すると「海外FA権」を取得(※07年以降のドラフトで入団した大卒、社会人卒選手は8シーズンで取得)できる。

 なお、「145日」に満たないシーズンがある場合は、それらのシーズンの出場選手登録日数をすべて合算し、145日に達したものを1シーズンとして計算。今季の有資格者の中では、現役を引退した工藤隆人(元中日)がプロ14年目で初めて「国内FA」権を取得していた。

▼ 国内FA
・145日以上の選手登録 × 8シーズン
※2007年ドラフト以降の大学・社会人出身者は「7シーズン」

▼ 海外FA
・145日以上の選手登録 × 9シーズン

 ちなみに、FA権を行使しなければ権利は継続され、一度FA権を行使した選手は、その後の出場選手登録が4シーズンに達したときに「海外FA権」を取得できる。


2008年以降のFA宣言選手


<2017年>
▼ 海外FA

平野佳寿:オリックス → ダイヤモンドバックス
涌井秀章:ロッテ【残留】
鶴岡慎也:ソフトバンク → 日本ハム
大野奨太:日本ハム → 中日

▼ 国内FA
野上亮磨:西武 → 巨人
増井浩俊:日本ハム → オリックス
大  和:阪神 → DeNA


<2016年>
▼ 海外FA

岸 孝之:西武 → 楽天
栗山 巧:西武【残留】

▼ 国内FA権
陽 岱鋼:日本ハム → 巨人
森福允彦:ソフトバンク → 巨人
糸井嘉男:オリックス → 阪神
山口 俊:DeNA → 巨人


<2015年>
▼ 海外FA

今江敏晃:ロッテ → 楽天
木村昇吾:広島 → 西武
松田宣浩:ソフトバンク【残留】
田中浩康:ヤクルト【残留】

▼ 国内FA権
脇谷亮太:西武 → 巨人
高橋聡文:中日 → 阪神


<2014年>
▼ 海外FA

小谷野栄一:日本ハム → オリックス
金城龍彦:DeNA → 巨人
相川亮二:ヤクルト → 巨人
鳥谷 敬:阪神【残留】

▼ 国内FA
大引啓次:日本ハム → ヤクルト
成瀬善久:ロッテ → ヤクルト
能見篤史:阪神【残留】
金子千尋:オリックス【残留】


<2013年>
▼ 海外FA

小笠原道大:巨人 → 中日

▼ 国内FA
久保康友:阪神 → DeNA
中田賢一:中日 → ソフトバンク
鶴岡慎也:日本ハム → ソフトバンク
山崎勝己:ソフトバンク → オリックス
涌井秀章:西武 → ロッテ
片岡治大:西武 → 巨人
大竹 寛:広島 → 巨人


<2012年>
▼ 海外FA

藤川球児:阪神 → カブス
田中賢介:日本ハム → ジャイアンツ
中島裕之:西武 → アスレチックス
日高 剛:オリックス → 阪神

▼ 国内FA
平野恵一:阪神 → オリックス
寺原隼人:オリックス → ソフトバンク


<2011年>
▼ 海外FA

川崎宗則:ソフトバンク → マリナーズ
和田 毅:ソフトバンク → オリオールズ
岩隈久志:楽天 → マリナーズ
大村三郎:巨人 → ロッテ
村田修一:横浜 → 巨人
新井貴浩:阪神【残留】

▼ 国内FA
鶴岡一成:巨人 → DeNA
小池正晃:中日 → DeNA
杉内俊哉:ソフトバンク → 巨人
帆足和幸:西武 → ソフトバンク
ミンチェ:西武 → オリックス
篠原貴行:横浜【残留】

<2010年>
▼ 海外FA

建山義紀:日本ハム → レンジャーズ
土肥義弘:西武 → アメリカ独立リーグ
森本稀哲:日本ハム → 横浜
小林宏之:ロッテ → 阪神
藤井彰人:楽天 → 阪神
多村 仁:ソフトバンク【残留】
金城龍彦:横浜【残留】

▼ 国内FA
細川 亨:西武 → ソフトバンク
内川聖一:横浜 → ソフトバンク
関本賢太郎:阪神【残留】
後藤光尊:オリックス【残留】


<2009年>
▼ 海外FA

高橋尚成:巨人 → メッツ
五十嵐亮太:ヤクルト → メッツ
橋本 将:ロッテ → 横浜

▼ 国内FA
藤本敦士:阪神 → ヤクルト
藤井秀悟:日本ハム → 巨人


<2008年>
▼ 海外FA

上原浩治:巨人 → オリオールズ
川上憲伸:中日 → ブレーブス
高橋 建:広島 → ブルージェイズ
野口寿浩:阪神 → 横浜
中村紀洋:中日 → 楽天
相川亮二:横浜 → ヤクルト
三浦大輔:横浜【残留】

※登録名、所属名はすべて当時のもの

【PR】プロ野球を観戦するなら「DAZN Baseball」

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

春季キャンプ、オープン戦、公式戦、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】「DMM×DAZNホーダイ」でプロ野球を観よう!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZN Standardをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZN Standard月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

POINT

① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!

② DAZNだけの契約と比較しても月額720円(税込)お得に楽しめる!

③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西