かつての庭にゴジラが凱旋
9日(金)から開幕する『2018 日米野球』に挑むMLBオールスターチームが東京ドームに集合。7日には来日会見が行われ、ベースコーチとしてチームに入った松井秀喜氏が意気込みを語った。
ヤンキースのユニフォームでかつての庭・東京ドームに帰ってきたゴジラ。8日(木)には対戦相手として古巣・巨人と戦うことになるが、「たしかに不思議な感じ」と率直な気持ちを語りつつ、「心配なのはジャイアンツファンからブーイングが来るんじゃないかということ」と会見場の笑いを誘う。
「オープニングゲームの時はヤンキースの選手としてここに帰ってきた。今回はコーチという立場なのでチームのサポートに徹したいとは思いますけど、この機会を大切にしたいと思いますね」と松井氏。ベースコーチについては「やったことがないので、非常に心配です」と語り、「とにかく足を引っ張らないようにと思っています」とした。
「この半年で何があったのか、たのしみ」
“日米野球”についての思い出を聞かれると、「私が初めて出場したのが22年前、1996年のことでしたけど、あこがれの選手が目の前にいる。そして対戦ができるというね。当時はペドロ・マルティネスやバリー・ボンズがいたと思うんですけど、そうした超一流の選手たちと対戦できるというのはとてつもない喜びでした」と振り返る。
つづけて、「ファンの方もね、メジャーリーグが日本で見られるというまたとないチャンスですので。すごい選手が集まっていますし、選手にとってもファンにとっても大きな意味のある大会だと思います」と語った。
また、侍ジャパンで気になる選手には、今年の春のキャンプで指導した巨人の「岡本和真」の名前を挙げ、「若い選手を見ていた中の一人に彼がいたんですが、素晴らしいシーズンを過ごしてね。なおかつ今回侍ジャパンに入ったということで、この半年で何が起こったのかなというところで、良い意味でたのしみにしたいと思います」と笑みを浮かべた。