最後の最後まで悩んだ
埼玉西武ライオンズの炭谷銀仁朗選手(31)が8日、今季取得した海外フリーエージェント(FA)権の行使を表明した。
炭谷は冒頭、「当然悩んでいますし、残留も考えています」と述べ、悩む中で「素直に他球団の評価を聞いてみたいという思いもあり、今まで使わずにいた権利を使うことにしました」とFA権の行使に至った理由を述べた。
FA権の行使については「CSが終わってから」考え始めたと話し、「最後の最後まで行使するかを悩みました」とコメント。期限開始の11月5日の前日には「行使をしようと決めていた」が、5日に渡辺久信シニアディレクター(SD)や飯田光男常務取締役と話し合いの場を持ち、「もう一晩考えよう」という気持ちになった結果、「行使に至ったが現在も悩んでいる最中」であることを明かした。
渡辺SDからは「今後のライオンズを考えても必要な選手」「最後の最後まで話をしよう」との言葉をかけられ、自身をレギュラーとして起用してくれた元指揮官に対する感謝の思いも口にし、最後に再び話し合いの場を持つことを明かした。
興味を示しているという球団があることについては「ありがたい」と話し、「納得できるまで考え、自分にとって一番良い形になればいい」とコメント。今年で31歳ということもあり「年齢的にもFAできる最後の機会になるかもしれない。自分的にもまだ勝負できると思っている」と述べ、決め手になると報じられている出場機会に関しては「確約されるものではない。ライオンズでも他球団でも勝負は勝負」との考えを示した。
▼ 炭谷の今季成績
・47試合
・打率.248(129打数32安打)
・0本塁打
・9打点
▼ 炭谷の通算成績
・1169試合
・打率.212(3082打数653安打)
・31本塁打
・271打点