リーグ最多の3名輩出
プロ野球における守備の栄誉「三井ゴールデン・グラブ賞」の今年度の受賞者が決定。セ・パ両リーグを彩った守備の名手たち18名が選出された。
日本一連覇を成し遂げたソフトバンクからは、捕手部門の甲斐拓也、三塁手部門の松田宣浩、外野手部門の柳田悠岐という3名が選出。リーグ最多の人数を輩出した。
甲斐は昨年に続いて2年連続2回目の受賞。何と言っても盗塁阻止新記録を作った日本シリーズでの活躍ぶりが記憶に新しいところだが、シーズンを通して見ても盗塁阻止率.447は両リーグで見ても断トツの成績。“甲斐キャノン”で何度もチームの窮地を救った。
松田は6年連続7回目の受賞。自身が持っている三塁手部門の最多受賞回数をまたひとつ更新した。今季もホットコーナーの番人としてリーグトップの守備率.978を記録。連続受賞の記録も、内野手では大橋穣(阪急/1972~1978)と辻発彦(西武/1988~1994)の「7年連続」がリーグ最長記録となっており、松田はこれに王手をかけた。
柳田は2年連続4回目の受賞。昨年に続いて、外野手部門第2位での選出となった。今季はレフト・センター・ライトの外野全ポジションを守り、リーグ2位の補殺8をマーク。パワフルな打撃だけでなく、広い守備範囲と強肩でもチームを支えた。
コメント
▼ 甲斐拓也
取れるとは思っていなかったので、
本当に驚いていますしすごく嬉しいです。
自分ひとりの力では取れるはずもなく、
試合に使ってくれた監督・コーチ・スタッフの
皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
▼ 松田宣浩
欲しいと思っていた賞なので嬉しいです。
毎年連続で取り続けることに価値があるものだと思うので、
来季も元気にホットコーナーを守れるように、
これでいい気にならずオフにしっかり力をつけたいと思います。
▼ 柳田悠岐
上手い外野手がたくさんいる中で選んで頂き、
本当に光栄に思っています。
これからも投手を助ける守備にこだわって、
しっかり練習・準備をしていきたいです。
この賞に恥じないいいプレーを見せていきたいですね。