◆ 09年はイチローと激しい首位打者争い
ツインズのジョー・マウアー内野手が9日(日本時間10日)、現役引退を正式に表明した。
マウアーは2001年に全米ドラフト1位でツインズに入団。強打の捕手として04年にメジャーデビューし、06年に打率.347で首位打者に輝いた。08年には打率.328で2度目の首位打者。09年はマリナーズ・イチロー(打率.352)を上回る同.365を記録し、3度目の首位打者に輝くと同時に、リーグMVPも初受賞した。
その後も“打てる捕手”としてハイアベレージをキープ。14年からはファウルチップによる脳震盪の影響もあり、ポジションを一塁に移した。年齢による衰えが懸念されていたが、35歳となった今季も打率.282をマーク。通算成績は2123安打、打率.306、143本塁打、923打点だった。
ツインズ一筋のベテランは、今季が8年契約の最終年。地元での最終戦では5年ぶりの捕手出場で涙を流すなど、今季限りでの引退を示唆していた。