日本人の新人王はイチロー以来17年ぶり
MLBの新人王が12日(日本時間13日)に発表され、ア・リーグはエンゼルスの大谷翔平選手(24)、ナ・リーグではブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手(20)が選ばれた。
ア・リーグ新人王の大谷は、投手として10試合に登板し、4勝2敗、防御率3.31。打者としては104試合に出場し、打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁、OPS(出塁率+長打率).925の好成績を残した。肘の故障などで離脱期間もあったが、同一シーズンでの「10試合登板、20本塁打、10盗塁」達成はメジャー初の快挙。二刀流としての活躍が認められた。
大谷は『MLBネットワーク』の特番に生出演し、「(新人王を)獲れたのはすごくうれしいですし、応援してくれた方もうれしいんじゃないかと思うので、よかったなと思います」と喜んだ。
日本人選手の新人王受賞は、1995年の野茂英雄(ドジャース)、2000年の佐々木主浩(マリナーズ)、01年のイチロー(マリナーズ)以来、17年ぶり4人目。イチロー以来の受賞であることを告げられると、「子どもの頃からずっと見てましたし、憧れのような選手なので」と笑顔を見せた。
ナ・リーグの新人王に選ばれたは、ベネズエラ出身のアクーニャJr.。111試合の出場で、打率.293、26本塁打、64打点、16盗塁、OPS.917をマークし、メジャー史上最年少での5試合連続本塁打を放つなど活躍した。
20歳の超新星は、現在、日本で開催中の「2018日米野球」に参戦中。同じく、日米野球で驚異的なパワーを披露しているナショナルズのフアン・ソト外野手は、新人王投票でアクーニャJr.に次ぐナ・リーグ2位だった。