FA申請最終日に意思表明
日本ハムの中田翔内野手(29)は13日、札幌市内で会見を開き、今季取得した「海外FA権」を行使せずに残留することを発表した。なお、契約期間は3年となる。
中田は「球団の方から“必要としている”と。僕からしたらありがたいお話をいただき、残留することを決めました」とコメント。「ファンの皆さんの声援であったり、中田翔を応援したいと言ってくれる人たちがいる限りは裏切りたくないないと思った」との思いを語り、残留という結論に至った要因の1つにファンに存在を挙げた。
中田は2007年のドラフト1位で日本ハムに入団。プロ11年目の今季は主将として140試合に出場し、打率.265(540-143)25本塁打・106打点の成績だった。
日本ハムでは9日、宮西尚生投手(33)も中田と同様に「海外FA権」を行使しないことを発表。残留を決意したベテラン2人には、来季も投打の柱としてさらなる活躍が期待される。
今季のFA申請期間はきょう13日(火)が締め切りで、申請者はあす14日(水)に公示される。
▼ 中田翔・プロフィール
・ポジション:内野手
・生年月日:1989年4月22日(29歳)
・出身地:広島県
・投打:右投右打
・身長/体重:183センチ/99キロ
・球歴:大阪桐蔭高-日本ハム(07年・D1)
[今季成績] 140試 率.265(540-143) 本25 点106
[通算成績] 1179試 率.254(4378-1111) 本202 点749