今季出場試合数は自身ワースト
阪神の上本博紀内野手(32)は13日、今季取得した「国内FA権」を行使しない意思を表明した。
上本は2008年のドラフト3位で阪神に入団。プロ10年目の今季は開幕から打撃好調も5月に左ひざを故障、自身ワーストの20試合出場でシーズンを終えていた。
「故障者特例措置」により、自身初めての「国内FA権」を取得したためその去就が注目されていたが、今オフは行使せずに残留を決断。球団を通し「今年は膝の怪我もありましたが、そのような状況でも応援してくれたり、支えてくださった方々やファンの為に、来年もタイガースで頑張りたいと思います」とコメント。苦しいシーズンを支えてくれたファンへの感謝の気持ちを口にした。
阪神は今季17年ぶりの最下位に沈み、来季は矢野新監督の下で挑む再起のシーズンとなる。残留を決断したベテランの力がチームを浮上に導くことはできるのか。節目のシーズンで不完全燃焼に終わった上本博紀の復活に期待がかかる。
なお今季のFA申請期間はきょう13日(火)が締め切りで、申請者はあす14日(水)に公示される。
▼ 上本博紀・プロフィール
・ポジション:内野手
・生年月日:1986年7月4日(32歳)
・出身地:広島県
・投打:右投右打
・身長/体重:173センチ/71キロ
・球歴:広陵高-早稲田大-阪神(08年・D3)
[今季成績] 20試 率.422(45-19) 本1 点6
[通算成績] 611試 率.271(1824-495) 本29 点151