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環太平洋大、コールド勝ちで初の決勝進出 安藤「中央のチームに負けたくない」

明治神宮野球大会 5日目 第3試合
大学の部 準決勝
○ 環太平洋大 7 - 0 近畿大 ●(規定により8回コールド)


 2回戦から連投となった近畿大・小寺兼好(4年・岡山理大附)の前に1、2回はノーヒットに抑えられていた環太平洋大。しかし3回、四球の後、8番・押部智樹(3年・育英)が右前にチーム初安打を放つと、右翼手の後逸もあり、その後一死二・三塁に。ここで1番・岡田拓己(4年・岡山東商)が右線適時二塁打で2者生還。さらに3番・安藤優汰(1年・米子北)の左前打も出て、この回3点を先制した。5回には二死二、三塁のチャンスで再び安藤が左前へ2点適時打を放ち、計3打点。

 守りでは三塁手の仲村来唯成(なかむら・らいや 1年・筑紫台)が三遊間のライナーに反応よく飛びついたかと思えば、ライン際の打球も強肩を見せてアウトに仕留めるなど、1年コンビが躍動した。

 投げては先発の西山雅貴(3年・岡山理大附)が、この日の直球は130キロ台半ばながら、スライダーとツーシームを駆使して、7回を77球、6安打無失点。

 近畿大は8回に一死満塁のチャンスを作ったが、ここでも環太平洋大の1年生が立ちはだかる。腕を折り畳みながらサイド気味に投げるサウスポー仲尾元貴(1年・生光学園)が3番手でリリーフ。連続三振に斬って後続を断った。6-0リードで迎えた8回裏、一死満塁とした環太平洋大は代打・熊倉巽(4年・浦和学院)が左前に適時打を放ってコールド勝ち。

 1年生の活躍も光った環太平洋大が5度目の出場で初めて決勝の舞台へ駒を進めた。14日の決勝は9年ぶり2度目の優勝を狙う立正大と初優勝を目指す環太平洋大が対戦する。

▼ 環太平洋大・安藤優汰外野手
「(3回の左前適時打は)岡田さんのタイムリーもあって、ここでもう1点が入ればピッチャーも楽になると思った。監督からもショートの頭からサードの頭を意識して、と言われていた。(5回の左前2点適時打は)食らいついていくつもりだった。追い込まれてからは(打席の)前に立ってフォークに対応できるようにした。リーグ戦で三振が多くて、フォークを苦手にしないように一番前に立つことで対応している。明日も逆方向(への打撃)を意識していく。(決勝へ向けて)自分たちは地方のチーム。中央のチームに負けたくない気持ちは高校の頃からある。相手は格上だと思うが、自分たちもここまで残ってきたので。チーム皆で頑張っていきたい」。

▼ 近畿大・田中秀昌監督
「完敗ですね。関西の意地を見せたいなという思いはあったが、相手のピッチャーに抑え込まれた。ヒットは打っているが繋がらない。逆に警戒していた3番(安藤)にものの見事に打たれた。ピッチャーに四球は付き物だが、出すのなら粘り強く丁寧に投げていくこと。環太平洋大はピッチャーが丁寧に投げ、ここぞというところの集中力で打っていた。久しぶりのベスト4で下級生はいい経験をしたが、まだまだ甘い部分はあると思う。このひと冬を越えて来春にはまたここへ戻ってこられるようにしたい」。

(取材・文=ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
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