「ベンチで話していた」
『2018 日米野球』の第4戦が広島・マツダスタジアムで行われ、侍ジャパンが5-3で逆転勝利。シリーズの対戦成績を3勝1敗とした。
侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督は試合後、一番に「全体的に投手陣が粘り強く頑張ってくれた」と投手陣の奮闘を評価。先発した大瀬良大地についても、「一発を打たれて弱気になることなく、どんどん攻めて行った。こうした姿が締まったゲームを作ったかなと思います」と力投を讃えた。
また、9回の決勝点となったセーフティスクイズについては、「菊池(涼介)とベンチで話はしていた」と語り、「『セーフティスクイズあるかもよ』と聞いてみたら『2球目くらいにどうですか?』と逆に言ってくれて。それで1ボールになったのでサインを出して。しっかり準備してくれたので実行できました」と直前の“打ち合わせ通り”のプレーだったことを明かした。
柳田悠岐が高めのボールをなんとか叩きつけて5点目を叩き出した場面も、「日本らしい走塁、スピードで勝ち取った1点。ゴロゴーのサインで、とにかく1点を取りに行くという作戦のなか、なんとかゴロを打ってという気持ちが見えた。大きな意味を持つ1点だったと思います」とバッターの執念を讃え、「日本らしい作戦というか、これからも続けていかなければならない作戦だと思います」と語る。
「最後まで諦めないというみんなの気持ちが、最後に現れたかなと思います」と日本らしい粘りに手応えを掴んだ様子の指揮官。この勢いのままに、あす14日から名古屋に移って2連戦に臨む。