デグロムの年間10勝はCY賞史上最少
MLBのサイ・ヤング(CY)賞が14日(日本時間15日)に発表され、ア・リーグはレイズのブレイク・スネル投手、ナ・リーグはメッツのジェイコブ・デグロム投手が、それぞれ初選出された。
スネルは3年目の今季、両リーグ最多の21勝(5敗)を挙げ、防御率はリーグ1位の1.89を記録した。全米野球記者協会の投票で、計169ポイントを獲得。154ポイントで僅差だった2位のバーランダー(アストロズ)、3位のクルバー(インディアンス)、4位のセール(レッドソックス)らを抑え、うれしい初受賞となった。
デグロムは32試合の登板で、リーグ2位の217イニングを消化。打線の援護に恵まれず10勝(9勝)止まりだったが、両リーグ通じて1位の防御率1.70をマークした。年間10勝での同賞受賞は史上最少。それでも、投票では計207ポイントを集め、同2位で123ポイントのシャーザー(ナショナルズ)とは大差。安定したパフォーマンスが認められる形となった。
巨人からカージナルスへ移籍し、18勝4敗、防御率2.83をマークしたマイコラスは、ナ・リーグ6位にランクイン(計13ポイント)。右腕は開幕から安定した投球を続け、リーグ6位の200回1/3を消化。シャーザー、レスター(カブス)とともにリーグ最多勝に輝くなど、素晴らしいシーズンを送った。