「走・攻・守」あらゆる局面の“一歩”を強化
昨今、あらゆるスポーツの練習に導入されているラダートレーニング。その中でもサッカー界で実績のある「タニラダートレーニング」が野球用に改良されて登場した。
これまでの「敏捷性・走力アップ」だけではなく、「走塁・盗塁のスピード向上」「捕球力向上・送球までの体重移動の効率化」「飛距離向上・粘りのある下半身形成」「球速・コントロールの向上」といった、野球の“走・攻・守”という様々な局面における技術向上にこだわり抜いた設計になっているとのこと。
『タニラダー for BASEBALL』はトレーニング用ラダーと解説DVDがセットになっているため、練習法がわからない方でも安心。チームとしても個人でも活用できるものになっている。
独自のトレーニングメソッド
▼ パワーポジションの習得
速く動くエネルギーは、地面を押した時に返ってくる地面反力を受け取ることで、得られる。その地面で、力を一番強く得るための“最適な足幅”が「パワーポジション」。「パワーポジション」を身につければ、出塁や守備など「どんな時でも進行方向に対して、素早く反応し動くこと」が可能になる。
▼ 脳の命令速度を上昇
ラダーを使う目的は脳の指令を筋肉に伝える速度を上げること。自由に動くのではなく、動きを規制した状態で、素早く複雑なステップを行うことで神経系の発達を促進し、走・攻・守に必要なスピードアップが図れる。
▼ 効率的な下半身の運び方
タニラダーは直線をやみくもにダッシュする「走り込み」のトレーニングではなく、「ラン系」「ツイスト系」「ジャンプ系」といったステップを行うことで下半身を効率的に動かせるようトレーニングしていく。
▼ 効率的なトレーニング
野球の試合で特に必要なのは、一歩目の動き出しと数メートルのダッシュの速さ。タニラダーは短い4マスで設計されているため、途中で疲れて失速することなく、実戦に近いスピード感覚のままトレーニングが可能。さらに、2マスずつサイズを変えることで、内野外野のスタンスにも対応するという。
タニラダー独自のトレーニング
▼ 走力アップに効果的なトレーニング例
「クイックラン」
理想的なランニングフォームでの動きのスピードを上げる
・走塁スピードがアップ
・スライディングへの体重の移行が安定
▼ 守備力アップに効果的なトレーニング例
「ツイスト+ボール」
構えた状態からの前方、後方への一歩目の動き出しを早める
・1歩目が速くなる
・打球への反応速度が上がる
・ゴロの捕球が安定する
▼ 打撃・投球に効果的なトレーニング例
「ラテラル・ツイスト」
下半身の安定感を強化する
・軸足のタメが安定する
・地面の反発力を最大限ボールに伝える
・踏み込んだときの体のブレを軽減する
これらトレーニング例の他にも公式サイトには様々な練習法が紹介されているので、興味のある方は『タニラダー for BASEBALL』をチェック!